こんにちは。
TCS認定プロフェッショナルコーチの西田みゆきです。
本日も質問に答えていきます!
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《ご質問》
目標に対して少し進み出しては「この方法でいいのかな?うまくいくのかな?」と悩んで立ち止まってしまいます。
悩まずに進んでいくコツみたいなものはありますか?
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ご質問ありがとうございます。
私もかつて、
「悩まず進め!」
と言われても悩みなんて次々浮かんでくるからどうしようもない。
と思っていたのですが、コーチングを学び続けて来て思考に大きな変化があったことに気がつきました。
それは
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悩む時間と考える時間の比率が圧倒的に「考える時間」が多くなっていた
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ここであなたの定義を確認していきましょう。
悩むと考えるってどんな違いを想像しますか?
辞書で言葉の定義を調べてみると、
悩む・・・決めかねたり解決の方法が見いだせなかったりして、心を痛める。思いわずらう。
考える・・・・知識や経験などに基づいて、筋道を立てて頭を働かせる。
こんな違いがあります。(別の意味で使うケースもあります)
これを見ると、同じテーマに対しても
「悩んでいます」と「考えています」にはかなり大きな差がありそうです。
悩んでしまう人とは、よく頭で想いを巡らせている人です。
だからこそ同じだけ頭を使う場合、ネガティブな「悩み」にフォーカスしてしまうと、その方向にたくさん意識が進んでしまい、結局グルグルして思い悩んでしまいます。
それを「考える」方向へシフトする意識がとても大切です。
「悩んでいる状態」というのは自分が今持っている問題に深く入り込んでいる状態。
視野が狭くなり、客観性を失っている状態だと、森の中を彷徨い、出口が見当たらない感覚に陥りがち。
その一方で「考える」というのは、目的やゴールに意識がある為、そこまで客観的にどう考えたらいいのかを見つけやすくなります。
イメージとしては悩みの森に入るのではなく、少し高さのある所から現在地からゴールの距離などを俯瞰して見ている感覚です。
なので、悩みに深くハマっている感覚になったら、そもそも何を目指していたかを想い出して、そこにいく為にはどんなルートが存在するのかをできる限り考え尽くしてみる方向に意識を向けていくだけで、少し視座が高く考えられるようになったりします。
ただ、それでもベストな方法が見当たらないと感じることもあると思います。
慣れないことに挑戦する時などは当然のこと。
その場合は、私はいつも自分にこんな言葉をリマインドしています。
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悩むのは決めたことを全部やってから
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目的に向かって進むとき、
この方法でいいのかな?
もっといい方法があるのではないかな?
間違ってないかな?
など足が止まることがこれからもあるでしょう。
ただ、今の私が絞り出せたベストが今目の前にある目下の行動目標であるならば、
自分が決めたことを一度やり切るまでは、悩まないと決める。
結局の所、悩みは進めど進めど出てきます。
悩みの質は自分の成長によってまた変わっていく。
どうせ悩むなら、私は一歩先に進んだ自分で、一歩先に進んだ悩みで頭を使いたい。
だからこそ、
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悩むのは決めたことを全部やってから
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を大切にしたいのです。
このポイントは「自分で決めたこと」であること。
他者から言われたことでは私は悩んでしまうので、
自分でこれをする。失敗しても上手くいかなくても、一度ここまで全部やってみる。
と自分で決めて、やってみる。
すると、結果が出る時も出ない時もあるけど、全部出来たという自分に関してはとても誇らしく感じるのです。
そう思えたとしたら、それはとても意味のある時間。
決めたことをやりきった自分で、またその時のベストを考える。
自分では無理だなと思ったら誰かに相談だってしていいし、何かを学んでもいい。
どうせ悩んでしまうなら、全部やってから悩もう。
そうやって進んでいくうちに、気づけば「悩む」は「考える」にバランスを傾けていくようになっていくから。
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Today’s question
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あなたはどんな行動目標が達成するまで悩むのをおあずけしますか?
TCS認定プロフェッショナルコーチ
西田みゆき
自分を知る。自分の扱い方を知る。