こんにちは。
TCS認定プロフェッショナルコーチの西田みゆきです。
本日も質問に答えていきます!
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《ご質問》
職場における「任せる力」について。
育休復帰後、時短勤務をしていたときにこれでだいぶ悩みました…人に任せて帰るということができない!!
申し訳なさと不甲斐なさで「すみません」が口癖になっていました…
【任せる】ために意識するもしくは手放すポイントはありますか?
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ご質問ありがとうございます。
時短勤務の時に、人に任せて帰ることができない。
と言う女性は多いのではないでしょうか。
私も時短勤務で会社員をしている頃、時短勤務なのに任せられなくて、結局時短せず残業してしまっていたり、
任せることが出来なくて、お昼ご飯3分で食べて昼休みに仕事をしたりして過ごしておりました。
その根底を今思い返してみると、
私自身独身自体から勤めていた会社だったので、私以外のお子さんがいらっしゃる時短勤務をしている方から
仕事を頼まれた時に
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私もこんなに仕事残っているのに・・・
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と少し思ってしまう日もあったし、
先輩自身もできる限り任せなくていいように、頑張っている姿を見てきたので、
実際自分が時短勤務になり、メンバーが持っている仕事量も把握している立場だったので、
「任せる」と言うことがとても心苦しい行動でした。
そんな私を見かねた上司が
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あなたが任せたり、帰る姿を見せないと
ずっとこれから出産する後輩も子育てしながら働きづらい場所にいなくてはならなくなる
\
と私に伝えてくれました。
その通り過ぎて、帰りの車の中で涙が流れました。
時短勤務なのに、結局残業して仕事をしている姿を見たら、周りだって忙しいのだから
「大丈夫なのかな」と思って自分の仕事に集中するのは当然のこと。
自分が「お願い」しないことで、私を見ている後輩も
「この会社で出産したら大変そう」と思って、社内でのキャリアを想像しずらくなるのも当然のこと。
仕事量と人数に対する仕組み作りや、会社への提案もせずに、
申し訳なさで苦しんで、結局自分の仕事効率を下げてしまっては、
更に迷惑をかけてしまう。
では、このような時に一番に考えなくてはいけないことは何なのか。
それは、時短勤務の自分が「どう在りたいか」を明確にすること。
そして、チームのメンバーが時短勤務の自分にどんな要望があるのかを明確にすること。
時短勤務である以上、「任せる」「お願いする」ということは避けては通れません。
その上で、自分がどう在りたいかも、周りのメンバーからの要望も聞いていない状態で、
「想像」の世界だけで考えていると、どうしてもバリバリ働けてる人と比べて自分の劣っている所に目がいきがち。
過去の自分がバリバリ働いている人ほど、今の自分の出来てなさを責めてしまいがち。
でも改めて、考えると、出産し、時短勤務になったあなたはある意味、過去の私ではないのです。
だからこそ、誠意を持って、時短になった分お願いしないといけないことがあることに対して感謝を伝えた上で、
その私に「ここだけはやってほしい」「依頼はこんな風にしてほしい」など
メンバー1人1人が何を自分に求めているのかを聞けることは、無駄な努力に時間とエネルギーを使わない為にも重要なポイントです。
もしかしたら、そもそもあなたが時短か時短じゃないか以前に解決しなくてはいけないコミュニケーションの問題やチームとしての仕組み作りなどの問題に取り組むキッカケになるかもしれません。
時短勤務を選ぶ選択をしたことが、
メンバーの未来への幸せにつながる一歩になる為には?
と考えて、メンバーと温かいコミュニケーションを重ねていってもらえたらと思います。
難しいな・・・。
と思った方は、まずたった1人でも、このキッカケを未来に繋げるキッカケとなる話しあいができる味方を作りましょう。
ますは1人から。
1人より2人の方が可能性は増えるから。
もしの1人目を進めていくのも難しいと感じるなら、ぜひコーチをつけるという選択も視野に入れていただけたら嬉しいです。
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Today’s question
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あなたの仕事を任せられるようになる為に相談できる人が社内にいますか?
もしこれから作るとしたら、それは誰ですか?
TCS認定プロフェッショナルコーチ
西田みゆき
コミュニケーションが働きやすさを作る