こんにちは。
TCS認定プロフェッショナルコーチの西田みゆきです。
本日も質問に答えていきます!
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《ご質問》
西田コーチの「稼ぐ」の定義が知りたいです。
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ご質問ありがとうございます!
めっちゃ難しい質問ですね!笑
実は私もまだ「これだ」と言える答えがないのです。
実は私は4年前、尊敬するコーチから
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西田さんは「稼ぐ」の定義が甘い
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とフィードバックをされたことがあります。
その時から、ずっと考え続けている問いであり、まだ納得のいく答えが見つかっていない問いでもあります。
あえて、この問いの答えは(仮)でずっと疑い続けていきたいと感じている心に留めておきたいとまで思えている質問です。
フィードバックを受けた当時の私は「売上をあげる」ということに対してはたくさん考えてきましたが、
一方でそれは「稼ぐ」の定義とはまた違う気がしていました。
そもそも「稼ぐ」とは何なのか。
辞書などで調べてみると
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【稼ぐ】
生計を立てるために、一生懸命に働く。
ーーーーーーーーー
と書かれています。
よく似た言葉で言う所の「儲かる」に比べて、「一生懸命努力して得る」というニュアンスで書かれていることが多いです。
コーチからのフィードバックを受けてから、
「稼ぐ」について考えている中で「稼ぐ」の語源を調べていきました。
稼ぐの語源には諸説ありますが、紡いだ糸を巻き取る道具の「かせ(桛)」に由来する説があります。
紡いだ糸をかせに巻くことを「かせぐ」というそうです。
そのかせは休みなく動いていることから、かせのように仕事に励むことを「かせぐ」といったものと考えられているそうです。
また漢字構成から見ても、「稼」は「家」に「禾」、すなわち、愛する家族に糧かてをもたらす光景をイメージできる暖かい漢字でもあります。
なので本来は、
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お金を稼ぐというよりは
大切な人の為に仕事にせっせと励むことを表した言葉
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なのではないでしょうか。
これは一般的な意味や、語源からなる話。
でも私はこれを聞いた時に、やっぱり私は「稼ぐ」を理解していなかったかもしれないと思いました。
そのフィードバックをもらうまで私は、
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月100万稼ぐにはどうしたらいいだろうか?
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といった表現で、「稼ぐ」という言葉を使っていました。
「稼ぐ」とは結果だったのです。
だから私の思考は結果からしか「稼ぐ」を判断できていなかった。
稼げたか。
稼げなかったか。
2択で考えていたんですよね。
正直、金額にフォーカスしすぎていた時の私のコミットメントは凄まじかったのですが、
金額での目標達成の後の幸福度は瞬間的で、その先に稼げなくなるかもしれない自分に怖れを抱いていました。
でも、ここ数年「稼ぐ」ということに対して
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いくら稼いだか?
より
どのように稼いだか?
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にフォーカスし始めたことで、自分の歩み方に疑問を持ったり、他者と比べて落ち込んだりすることがなくなりました。
何かを成し得る為に、誰の為に、どんな人達と、どんな方法で、どんな感情と共に「稼いだ」のか。
そしてその先に誰の「笑顔」があって、誰の「背中」を押せたのか。
それこそが、いくら「稼いだ」かより重要であり、自分を幸せにしてくれることに気づいたのです。
なので、今の私の「稼ぐ」の定義(仮)は私のコーチとしてのミッションでもある
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職場にも家庭にも
そして自分自身の中にも
自分の可能性を信じてくれる
最高の応援者がいる世界を創る
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を実現する為の努力を、粛々と続けること。
すなわちそれは私にとって
/
コーチとして生きること
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だな。と感じています。
その先に、収入が自然とついてくる形が理想だと考えています。
綺麗事と言う人もいるでしょう。
もしかしたらそうなのかもしれません。
そして私だってこの考え方だけでは回らない時がくるかもしれないことも理解した上で、家族を守る為の行動を考え続けています。
今世は、もう自分を嫌いになりたくないんです。
自分の価値観を否定するような「稼ぐ」形に色々と手を出しそうになった経験がある私だからこそ、
子ども達には、自分をより好きになる「稼ぐ」の姿を見せられる大人でありたい。
でもまだやっぱり(仮)なのです。
もしこれが(仮)から(確定)になる時は、命が消える直前でいい。
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Today’s question
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あなたにとって「稼ぐ」の定義を決める時に譲れないポイントはどこですか?
(仮)で結構ですから、考えてみてくださいね。
TCS認定プロフェッショナルコーチ
西田みゆき
自分と大切な人を応援できる学問