こんにちは。
TCS認定プロフェッショナルコーチの西田みゆきです。
今日私が体験した、お話をお伝えしようと思います。
夜、釣りから帰ってきた夫に子どもたちを預けて、スーパーに買い物に行きました。
食材をかごに入れて、レジへ。
「ピッピッ」とバーコードを認識する音の隙間から、何やら微かな歌声が聞こえてきました。
更に意識を集中してみると
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君を守るため
そのために生まれてきたんだ
あきれるほどに
そうさ 側にいてあげる
眠った横顔 震えるこの胸
Lion Heart
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えっ!!?
SMAPのライオンハートやん!
そして歌っているのは紛れもなく、レジをしてくれている定員さんです。
マスクをしているけど、距離的にも歌声の方向的にも
どう考えてもその人しかいません。
さて、こんな状況になった時、皆さんはどんなことを思いますか?
私の場合、知らない定員さんがレジしながら歌っているのに気がついたら
「つい歌っちゃう癖がある方なのかな?(私も良く歌っているからあるある)」
「もしかしてマスクしているから気づかないと思っているのかな?」
といった気持ちになりそうだなと思うのですが、今回は違ったんです。
その定員さんは、実は「推しの定員さん」だったんです。
私が結婚して引っ越してきてから、一番お世話になっている最寄りのスーパーでずっと働いていらっしゃるベテランさん。
その定員さんのレジにおけるプロフェッショナル具合と言えば、37年生きてきた中で西田ランキング堂々の1位。
・とにかくレジが早い
・とにかくカゴに詰めるのがパズルのように完璧にハメていく
・動きに無駄な時間がなく効率的
・妊婦や子連れの時はカードの決済を待っている一瞬でカゴをカートへ入れてくれる
・トラブルの時の対応が冷静かつ安心感
・違うレジのメンバーを常に意識しサポートに入っている
・声が心地良い
などなど、とにかくプロフェッショナル。
なので、11年間そのスーパーのレジにその定員さんがいたら、迷わずそこに並び続けていました。
子育てでクタクタだった時とか、仕事で寝ていない時とか、
その方の接客からとても力をいただいていたほど。
それほど誠実で完璧に接客を重ねてくださっていた定員さんだからこそ、
ライオンハートの歌声が聞こえて
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えっ!新サービス?
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と最初に思ってしまいました。笑
私が最近連勤で疲れていそうだから、歌ってくれたのかしら。みたいな気持ちにさせてくれたんですよ。
つい歌う定員さんのリズムで首をふってしまった時、定員さんはちょっとハッとした顔をして、
その後はじめてスムーズじゃない動きをしました。
レシート渡しそびれそうになったり、カードのボタン押せてなかったり。
あっ、これはサービスじゃなくて、うっかり口ずさんでしまったようです。
それはそれで、
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こんな人間らしい所があるんだな
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と何故かまたファンになってしまいました。
定員さんのお客さん。
話す会話は
「〇〇円です」
「ありがとうございます」
以外の言葉はほとんど交わさないのに、それだけの信頼を重ねたその定員さんって本当すごいなぁ。
とびきり気の効いたことも言わないし
笑顔もそれほどないのだけど
それでも分かりやすい「親しみやすさ」以上に信頼を与えてくれる、その在り方に改めて素晴らしいなと感じた日。
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私から笑顔と親しみやすさが消えてもクライアントと信頼を重ねていけるだろうか?
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そんな問いから新しい自分ののびしろを見つけていこう。
TCS認定プロフェッショナルコーチ
西田みゆき
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