こんばんは。
トラストコーチングスクール(TCS)認定プロフェッショナルコーチの西田みゆきです。
先日映画「マイ・インターン」を出張の新幹線の中で見ました。
トラストコーチングスクール内で今年から「TCS映画部」が発足され、映画好きのコーチ達が、コーチの視点で映画を題材としたコーチング勉強会を行うのですが、
今月の課題映画がこの「マイ・インターン」です。
とにかく私は、この主人公の行動ひとつひとつに胸がチクチクしました。
私はあんな大成功している訳ではありませんが、ワーキングマザーとしての少し前の自分を見ているようで。笑
主役の女社長役のアン・ハサウェイはシニアインターンのロバート・デ・ニーロを物語の中で直属の部下から外すように指示します。
その理由が「目ざと過ぎる」。
この1つのエピソードに過去の色んな記憶が舞い戻りました。
かつて、私はどんなメンバーを選んでいたのだろうか。
そう考えると
・私の言う事に反発しなさそうな人
・自分と価値観の似ている人
が仕事がしやすいという理由から選ぶ傾向が強かったと思います。
それは悪い事ではないし、それが不正解とも思いません。
まだコーチになる前にとある方のお話を聞き、当時の私は自分の人選の基準を変えていかなくてはいけないと強く感じたキッカケがありました。
それは
「本当に優秀な人は自分が出来ない部分を認めている。
そして自分より優秀な人を選ぶ。
また自分より優秀になるように育てる。」
というお話でした。
どこかで自分自身が部下に対して成長して欲しいと思いながらも、自分を抜いて欲しくはない。自分より気に入られて欲しくない。と思っていた事に気がついたのです。
私はその気持ちにも気づいておらず、いつも「メンバーの為」という言葉を使い続けていたように思います。
とはいえ本音はきっと「自分の為」でした。
つい自分と似た価値観の人と仕事がしやすいと感じてしまうことが多かった私ですが、
会社員を辞めて5年前の開業してからは、0からスタートの個人事業主。
たくさんの方から学ばさせていただくつもりで、出来るかぎり自分と価値観の違う人と触れるようにしました。
その中で私が苦手だな、この人は部下にはしたくないなと感じる人は「目ざとい人」です。
目ざといとは
「見つけるのがすばやい。目が早い。」と辞書には書いてありますが、否定的な言葉として使われることも多い言葉ではないでしょうか。
何でも見透かされているように感じたり、矛盾にやたら反応する人は近くにいて疲れるなと思っていたし、
そういった細かいツッコミがあると感覚で本音を話しずらいとも感じていたので
ビジネスを一緒にしたくないと感じる傾向を知りました。
ただ、今はいい意味で「目ざとい」人が私にとってとても必要な存在だなと感じるのです。
逃げてはいけない相手だと思うのです。
その存在が私の抜け落ちた視点を拾い、視野を広げてくれる存在だと知ったから。
これは私の未来を変えゆく存在。
コーチという仕事は時に愛ある目ざとさが必要な仕事であると思います。
クライアントの思い込みや違和感を察したり、
クライアントの耳が痛いポイントも目標や目的に対してフィードバックしなくてはいけない存在。
コーチである自分が耳の痛いことを言ってくれる人から逃げてはいけないと強く感じ、
今は積極的にフィードバックをもらえる人の存在を増やしています。
ビル・ゲイツも
「全ての人にコーチは必要です。私たちにはフィードバックしてくれる人が必要です」
とTEDの講演で言っています。
皆さんには一緒にいて、フィードバックしてくれる人はいますか?
あなたは他者からフィードバックを受け入れるサインを出していますか?
もしフィードバックを誰からももらえていないとしたら、それこそがあなたの伸び代の1つかもしれません。
トラストコーチングスクール(TCS)認定プロフェッショナルコーチ
西田みゆき
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