こんにちは。
マザーズコーチングスクール認定シニアマザーズティーチャーの西田みゆきです。ㅤ
本日もいただいたご質問を答えていきます!
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《ご質問》
ママ友の中で、やたらとマウントをとってくる人がいます。
子ども自慢、お金持ち自慢、旦那からのプレゼント自慢など聞いているうちに気分も悪いし惨めな気持ちになってきます。
みゆきコーチはマウントをとってくる人に対してどんな風に対応していますか?
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ご質問ありがとうございます!
今日たまたま朝スッキリでも「マウンティング」についての特集が組まれていました。
それくらい「マウント」「マウンティング」という言葉が今は定着しています。
そもそもマウンティングとは、
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自分の方が相手よりも立場が上であること、また優位であることを示そうとする、行為や振る舞いのこと。
特に、対人関係において、自分の優位性を示そうと自慢したり、相手をおとしめることを指す。
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と辞書には説明されています。
これは私の感覚値になりますが、
マウンティングは基本的に「あいつをマウントしてやろう!」と主体的にやっている人は少ない。
にも関わらず、「マウントされた!」という人はとても多いのです。
これはなぜか。
マウントをする側には大きく2種類の人がいます。
1つ目のタイプの方は
【マウントしなくてはやってられない背景がある人】
→本当は自信がなくて、自分がすごいことを見せていないと認められないと思っている人。競争心が強く負けてはいけないと思い込んでいる人。
こういった人は基準が「比べる」スタンスなので、相手より優秀であったり、幸せであったりを見せつけるような言動・行動をとりがち。
相手を下げて貶めるような表現にまで至る時があります。
マウントをしたい!訳ではないのに、やらないとバランスが取れない状態の人が多い。
2つ目のタイプの方は
【相手と自分の違いに想いを馳せられない人】
→こちらの人は悪気はありません。自分が優位に立って、相手をおとしめたりする意図は全くなく、ただ自分の嬉しかったことなどの日常を話していたら、相手にとってはマウントされたと思われてしまう人です。
自分にとっては普通のことを、相手が聞いたらどんな気持ちになるだろうか。と考えられないので、無意識に傷つけてしまうケースがあります。
他にもこの2つに当てはまらない悪意の塊みたいな人もいらっしゃるかもしれませんが、ここまでの説明を見て、あなたにマウンティングする人を思い浮かべて、どちらのタイプに当てはまりそうですか?
私はコーチとしてマウントをとられて悩んでいる方も、マウントをとってしまうどちらのタイプの方とも関わらせていただいたことがあります。
皆さんすごく悩んでいらっしゃいました。
マウントをとってしまう人は、自分や他者についての理解が乏しくて、暴走してしまっているので、コーチング・コミュニケーションを学ぶことで、問題の行動・言動が大幅に減少するケースが多いです。
ただ、なかなかコミュニケーション能力の問題であることに当事者は気付いてはくれません。
となると、やはりマウントされている!と感じている「受け側」の意識を変えていく必要があります。
私はこのような相談を受けた時によくお伝えしているのが、
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相手の土俵にのらない
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です。
【マウントしなくてはやってられない背景がある人】はとにかく、マウントを純真な瞳で「すごいねー」「そうなんだー」と聞きます。
そして戦わないのです。
心の中では、隣の土俵で一人相撲を頑張っている相手の姿を、離れたあったかいコタツでみかんを食べながら聞いている感じです。笑
不思議なもので同じ土俵に立たないと、こんなに一人で頑張るのすごいな。辛いだろうな。大丈夫かな。という気になってきます。
戦わないことを貫いていると相手も戦意を失い、何故か実は夫とうまくいってなくて・・・。と幸せアピールから一転本音を語り出してくれるようになったりします。
私は相手にとって、マウントをとりたい相手ではなく、本音を聞いて欲しい相手になれたので、気づけばマウントをとられなくなりました。
2つ目のタイプである【相手と自分の違いに想いを馳せられない人】は、ただただ見えていないだけなので、こちらも同じ土俵にのらず、こちらも悪意と勝手に解釈しないことが大切。
ではこの2つのタイプの見分け方ですが、
マウントされたと感じたら、テーマを変えてあなたも自分や子どものことを自慢してみてください。
顔色が変わって、こちらの土俵に乗ってマウントを重ねてきたら1つ目のタイプです。
「すごーい✨」と純真な目で聞いてくれたら2つ目のタイプです。
一般庶民にはありえない感覚を持ち合わせた家庭に生まれた方など、「普通」がそもそも違う人も世の中にはたくさんいらっしゃいますしね。本当にこのタイプはマウントしていることに気づいていないんですよね。
なので後者のタイプのママ友だなと判断したら、お互い普段「マウントされた」と言われるのを避けて口にしないような
嫌味のないプチ自慢をして、お互い認めあったりしてます。笑
お母さんをしてると、たまには頑張っている自分や、可愛い子どもを自慢したくもなります。
普段何にもしてくれない夫がプレゼントでもしてくれたら、「ちょっと聞いてよー」と言いたくもなります。
こういった行動も大切な親友を想像したら、「マウント」と思わないんじゃないかな。
「よかったじゃん」とシンプルに言えそうです。
結局コミュニケーションは「どう伝わったか」が大切。
自慢したいのが止められない人は、「あなたの自慢なら喜んで聴きたいよ」と思ってもらえるような関係の人を1人でも作ることが重要なのかもしれません。
そうするだけで、不必要に色んな人にマウントしてしまうのを卒業できるかもしれません。
おっと、マウントをする人の対処法を伝えるつもりが、マウントをとる側の話になってしまいました。
マウントしてくる人も寂しいのです。
もし目の前に現れたら、そっと逃げるか、戦わずに包んであげよう。
勝手に戦意喪失して、弱みも見せてくれて、すっかり可愛くなっちゃうのを見るのが私は結構快感です。(変態)
さぁ、コミュニケーション力を手に入れて、マウンティングを「する」「される」の世界線から飛び出そう!
マザーズコーチングスクール認定シニアマザーズティーチャー
TCS認定プロフェッショナルコーチ
西田みゆき
マウンティングするされるの世界線から飛び出そう
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