今日は成人式ですね。
振袖姿の女性たちが街を彩っていたことでしょう。
皆さんの20歳はどんな日々を過ごしていましたか?
私自身も成人式ってどんなだったのかしら? とアルバムをめくり、あまりにも時代を感じたメイクを見てそっと閉じました。
なぜあの時代はあんなにも眉毛がつり上がっているのでしょうか。
なぜあんなにベージュのリップを塗っているのでしょうか。
それでもまだ見れるのは若さの証拠でしょうね。
今の私がやったら、ただの血色のないやつれた人になってしまうわw
さて、今日はTwitterに溢れる20歳への言葉を読みながら、私も色々と20歳のことを思い浮かべておりました。
短大だった私にとって20歳の成人式は、社会人直前。
若く可能性に溢れていたはずなのに、あの頃の私は、自分で自分に色んなことを決めつけていたように思います。
父から言われた「東京は怖いところだ。ずっと伊勢にいて欲しい。」
母から言われた「お酒を飲まない大企業の人と結婚しなさい。あなたも会社員で頑張りなさい。」 どちらも私への愛だった。
若き日を東京で過ごした父は、娘を東京に行かせたく理由がきっとあったのだろうと思うし、 アル中で収入が不安定だった頃もあった父を支えた母は私に同じ苦労をさせたくなかったのだと思う。
そういえば嫁姑問題で苦しんだのもあってか「次男と結婚しなさい」とも言っていたっけな。
両親の想いも乗せて描いていた自分の未来は幸せにも見えるけど、想定内の人生しかその先にはない気がしていたな。
また誰かからの影響以上に自分に対して期待も薄かった自分もいる。
自分で自分を信じられないから、挑戦するのが怖いから、推薦で短大に入り、就職活動もたいして頑張れなかった。
高校受験に失敗してから、5年ほどの私はバイトを頑張ったくらいで、何一つ自分を誇れなかった。
失敗して傷つくのはもうごめんだと思っていたのだと思う。
失敗しなければこれ以上、自分のプライドが傷つくことはないから。 でも不思議なもので、仲が良かった友達が都会で頑張る姿が私の胸をいつもざわつかせていた。
でもそのざわつきにすら気がつかないフリもしていたね。
ここ最近コーチングを通して20代の方にお会いする機会も増えている。
コーチングを通して自分の「こうでなければいけない」の決めつけを1枚ずつ脱ぎ捨てていく彼らを見るといつも羨ましさを感じる。
私は15歳で挫折してから、ずっと自分の可能性を狭め続ける決めつけの中にいた。
自分が納得する生き方ができるまでに20年近い時間を要してしまったけど、 だからこそ、そんな私だからこそコーチとしてできることがある。
全てがうまくいくことばかりではないけど、 今日は1つだけ自分に褒めてあげたいことがある。
それはきっと20歳の私が今の私を見たら 「かっこいい」と言ってくれると思えたこと。
やっとそう言える私になれた。
これからもきっと色んなことがあるだろう。
だけど毎年この成人式の日だけは、20歳の自分に毎回「かっこいいね」と褒められるそんな日を過ごしていきたい。
できればアップデートしながら。
TCS認定プロフェッショナルコーチ 西田みゆき
かっこいい大人はいつからでも目指せる。
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