こんにちは。
TCS認定プロフェッショナルコーチの西田みゆきです。
本日もいただいたご質問を答えていきます!
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《ご質問》
リーダーをしていますが上司から、メンバーに対する言葉がキツイと言われています。
メンバーからもそんな風に思われているような気がしていますが、今さらどんな風に指示を出したらいいのか分かりません。
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ご質問ありがとうございます!
男性の方にトラストコーチングスクールをお届けしていると、こういったご相談をよくいただきます。
そしてセットで「褒めるのが苦手で・・・」という言葉がついてきます。
キツイ=褒めればいい
という訳ではありませんが、まず自分自身が「キツイ」と思われてしまう課題を明確にする事が必要です。
例えば同じ「言葉」でも
Aさんに言われるのは何にも思わないけど
Bさんに言われるのはイラっとする。
ということは経験したことがありませんか?
この場合「言っている言葉」は問題ではなく、「言っている人」で左右されています。
更に「言っている人」をもう少し具体化していくと、「言っている人」の
・表情
・言葉の温度感
・今までの関係性や歴史
など様々な背景がその「言葉」に乗って心に届く。
もしあなたが
「同じような事をあの人も言っているのに」
と思ったのだとしたら、あなたと同じような事を言っているのに信頼されている人の差は何なのかをまず考えてみてください。
そこにヒントがあるかもしれません。
確かに指示を出す時などは、端的に伝える方が分かりやすいし効率的かもしれません。
ただその時自分はどんな顔をしている?
どんな声で言っている?
話かけないでオーラ出してない?
と自分のコミュニケーションを見直してみます。
そして、1つ枕言葉をつけてみましょう。
指摘するなら、1つ良かったことを先に伝えてからフィードバックする。
頑張っている所を評価してから伝える。
相手が構えなくていいような答えやすい前提をつけて質問をする。
などです。
「枕言葉」のおかげで上司に対しては聞きにくいことも聞きやすくなりますし、
部下に対しては威圧感を与えることなく、「あなたのことを見てますよ」というメッセージも伝えられます。
だからと言って何でも褒めたらいい訳でもなく
部下に興味関心を持っていないと的確な枕言葉を選べません。
回りくどい枕言葉は、逆に不自然ですが、信頼関係を気づくポイントを掴んだ枕言葉はまだ信頼関係を築けていない相手との大切な潤滑剤となります。
もし信頼関係をまだ築けていない事が「キツイ」と言われてしまう理由かな。
と感じている方は、自分自身の表情や立ち振る舞いと共に、
メンバーに関心を向けて「温かな枕言葉」をスマートに届けられるには?
という視点を持って皆さんと関わってみると、メンバーへの見え方も変化するかもしれませんよ。
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Today’s question
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あなたは耳が痛いことを上司に言われる時、どんな「枕言葉」がついていたら素直に受け止められますか?
自分が少し弱っている時を想像して考えてみてくださいね。
TCS認定プロフェッショナルコーチ
西田みゆき
リーダー達の必須教科書