こんにちは。
トラストコーチングスクール(TCS)認定プロフェッショナルコーチ/マザーズコーチングスクールシニアマザーズティーチャーの西田みゆきです。
先日小学2年生の長男の話を聞いていたら、こんな出来事を教えてくれました。
長男「僕はクラスのお友達にスイッチとDSの話は僕は分からないから、一緒にいる時は言わないでね。と伝えてるんだよ。」 とのこと。
我が家の長男は2歳からLEGOを中心にブロック命。
その他ハマったのが電脳スイッチやパズルなどで、一度もゲームが欲しいと言ったことはありません。
前回のクリスマスにはそろそろクラスでスイッチをしている子も多いのを知っていたので、ゲームを頼むのかなーと思ったら、LEGOテクニックを御所望でした。
調べものをする為にiPadは小学1年生から渡していたので、ゲームならiPadで自分の調べたい分野の動画を調べて見る方がいいとの事でした。
とはいえ、お友達に言った 「スイッチとDSの話は僕は分からないから、一緒にいる時は言わないでね。」 という言葉。
正直母としては 「そんなこと言って大丈夫だったの?イジメの原因とかにならないかな?」 と少し心配になる言葉でした。
私は小学生の時も中学生の時もイジメを受けていた事があるし、その中には「あの失言が原因かな?」と思うところもあったのでヒヤヒヤだった訳です。
ただ当時の私より圧倒的に自己肯定感の高い長男。
恐る恐る、私は長男に「それを言ったらお友達は何て言ったの?」と聞いたら、お友達も 「そうだね!そうするね。」 と言って長男といる時はゲームの話はせずに、共通の話題で会話してくれるようになったそうなのです。
それを聞き、つい私は 「えー。お友達もすごいね。良かったね。」 と言ったら、長男は眉をひそめてこう言いました。
「ママ、何がすごいの?すごくないよ。僕たちは友達だよ。 相手が分からない話ばかりされたら寂しいこと位、小学生でも分かるでしょ。」 と言われて、自分が恥ずかしくなりました。
友達は分かってくれると信じて自分の意見を言った息子の勇気も讃えたいし、その言葉を自然と受け入れてくれた友達のこともとても誇らしい。
素敵な友達が出来たんだなととても幸せな気持ちになりました。
コミュニケーションの専門家としてコーチをしているけど、こうやって純真な子どもたちに学ぶことはとても多いです。 今は小学生。
どんどん成長する過程で、今と同じ会話が成立しない日が来るかもしれない。
その一言が原因で避けられてしまうこともあるかもしれない。 その時は傷ついてしまうかもしれない。
だけど今私はそれについて彼に先回りして伝えるのはやめることにした。
長男と友人たちは、時に喧嘩もしながら自分の本音を言い合う関係を築こうとしているし、相手が嫌がる事や寂しいと感じる事はしないでいようと自然に思えている。
彼らは彼らなりの「友達とは?」を見出そうとしている。
その「友達」像は私の思っているものとは違う。
つい先回りし、傷付かないようにと助言したくなることはたくさんあるけど、その助言が子どもたちの可能性を奪ったり、思考を偏らせる危険とも隣り合わせであることを私は知っているから、出来るかぎり信じて邪魔しない。
そして彼らの「友達」の形をこれからも見守っていきたい。
トラストコーチングスクール認定プロフェッショナルコーチ
マザーズコーチングスクール認定マザーズティーチャー
西田みゆき
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