得するクライアントと損するクライアント

COACH-コーチ-
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こんにちは。

TCS認定プロフェッショナルコーチの西田みゆきです。

 

本日も質問に答えていきます!

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《ご質問》

コーチングセッションを受けてみたいなと思っています。

ただコーチングを受けたことがなくて想像があまり出来ません。

無駄な時間にしたくないのですが、

クライアントとしてこんな準備をしておくといいのでしょうか。

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ご質問ありがとうございます!

 

そして正直初セッション前にこの質問に辿りつけていることで、既に得をしています。

 

今までたくさんの方のコーチングをしていて

クライアントとしてうまいな

と思う方は正直います。

 

私自身、コーチになってからコーチをつけてきましたが、

コーチとしては失敗もたくさんしながら、もがいて悩んで進んできましたけれど、

クライアントとしては中々得をしたタイプだと思います。

 

それはどういうことかというと、例えばなのですが、たまにいらっしゃるのが

 

コーチングを体感したくて来ました!

というのが目的の方。

 

私のセッションは体験でも11,000円なので、そういう方はほとんど来ませんが、

2,000〜5,000円くらいまでの場合は結構いらっしゃるそうです。

 

実際私のところにもわざわざ1万払って体感しに来てくださる方がいるのですが、

その時に最初にお伝えさせていただく言葉は

 

コーチングを体感しようというのが一番の目的の方が一番コーチングを体感出来ません。

 

そう伝えた上で、再度その時間のセッションのゴールを伺います。

むしろコーチングを体感できた時って、

 

あれ?なんかよくわからないけど〇〇

のような状態になります。

 

何故かこの問いがグルグルしている。

何故かもう動き出さなきゃと思えている。

何故か新しい選択ができてしまった。

何故か視界が急にクリアになった。

 

などなど、自分の思考の世界に集中して考えているうちに上記のような状態になったりします。

なので、「分かった!これがコーチングなんだ!」となる人の方が少ないのです。

 

ですが、これこそがコーチングを体感したと言えます。

 

ただこのような体感をする為にはいくつかクライアント側の準備があると、より一層体感度合いが高まります。

 

 

①今回のセッションのゴールを自分なりに考えておく。

 

これを事前に出来ていると、セッションの展開がとても早くなります。

「この時間に何を期待して申し込んだのか?」

「これからの60分が1万円以上の価値だとすると、どんな事が手に入った?」

「終わった時、どんな感情になれていたら最高?」

など、初めてのコーチングのゴールを自分なりに考えておきます。

ここまで考えておけばコーチの皆さんが更に一緒に深めてくださいます。

 

②自分はコーチに何を求めて申し込んだのか?

 

例えば

・とにかく受け止めて話を聞いて欲しい

・新しい挑戦に向けてたくさん情報提供して欲しい

・自分が目標に対して抱えている課題をフィードバックして欲しい

・一緒の目線で未来に向けて戦略会議をして欲しい

 

はじめてのコーチングとは言え、申し込むコーチに対して色々と期待をしているはずです。

ここを明確にして置いて、こんな方向性でお願いしたい。とお伝えすると、

満足度の低い時間にはなりずらいです。

 

ただ、これに関してはコーチもプロなので、目標に対してその希望している関わり方がベストではないと判断した場合期待通りにではなく

あえて違うアプローチをするかもしれませんので悪しからず。

私もそれがクライアントの未来や目標達成を遠ざけると判断できた場合は、自然と違う関わり方にシフトしています。

 

 

③間を怖がらない。本音を話す。

 

私が最も「もったいないな」と思う方は、質問に対して本音は言わず、表面的な綺麗なことをコーチに話してしまう人です。

これはコーチをしていたら、本音を言っていないかどうかはすぐに分かります。

 

相手の様子を見極めて、話せる空気作りをするのがコーチの仕事の1つではありますが、

初対面のセッションでいきなり自分の本音や想いをしっかりと語れる人はほとんどいません。

もしその時間を価値ある時間にしたいのであれば、質問されたことに返答する際に、長い間が空いてしまってもいいですし、

綺麗にまとまった言葉でなくてもいいので、頭や心にある本音を言葉にしてみてください。

何だったら、質問にちゃんと答えなくたっていいのです。

その質問に答えることが大切なのではなく、その質問から浮かんだ言葉がその後のセッションの大きなヒントになるからです。

 

私の場合は質問の答えをしっかり答えてもらおうとは一切考えておりません。

考えている「間」が何より価値ある時間でもあります。

真面目に考えすぎず、頭に浮かんだことを一緒に未来に向けて深めていきましょう。

 

「ちゃんと答えなきゃいけない」をスパッと捨てられると自分の世界に入って、

自分で答えながら自分で気づいて、更に深めて、また気づいて、といった、「自分で喋りながら気づく」状態ができてきます。

 

これは中々コーチングを体感している感が出てきますよ。

 

 

④セッション後にいい時間だったなで終わらせない。

 

コーチングの効果は、セッション中はもちろんですが、その後の自分の人生に活かせるかどうかで変わってきます。

満足して終わらせず、セッションの中や終わってから浮かんできた自分への問いを更に考えてみたり、

コーチに宣言したこと、決めた目標などに対して、小さくても前に進んでみること。

そのセッションの価値を高めるかどうかは、その後クライアント側でも高めることが出来ます。

 

 

私は、上記の④項目を意識してクライアントをしていたので、

コーチングをより体感できましたし、満足度高くコーチングを人生に活かしてこれました。

 

私は継続のコーチに対しては、疑問に思ったことはすぐに伝えるようにして、コーチとクライアント間でのモンモンとしてことでエネルギーを使わないようにしておりました。

クライアントは嫌だったことは嫌と言ってもいいのです。

 

というかクライアントさんからの言葉がコーチへの最大の成長する為のフィードバックです。

私のクライアントさんも何名か私にキレたことがあります。

 

でもそれでいいのです。それがあったから更に深く話が出来て繋がれたこともあります。

それくらい本音が言える方がセッションは効果的。

 

もちろん、何の準備をしなくてもセッションを受けられることは出来るけど、

もし少しでも価値ある時間にしたいという方は、今日の内容を参考に、コーチングをあなたの未来に大活用して下さったらとても嬉しいです!

 

出来るだけそのままのあなたでコーチに飛び込んでくださいね。

 

 

TCS認定プロフェッショナルコーチ

西田みゆき

 


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