「僕はどうせ出来ない」と言っていた息子の自己肯定感が高まった訳

LIFE-ライフ-
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こんにちは。

トラストコーチングスクール(TCS)認定プロフェッショナルコーチ
マザーズコーチングスクールシニアマザーズティーチャー

の西田みゆきです。

 

昨日の朝、世の中のたくさんの子どものいる家にクリスマスプレゼントが届いたことでしょう。

我が家も例外ではなく、子どもたちが大好きなLEGOが到着しました。

開封した時のキラキラした眼を見ると、もっとこの時間が続いてくれたらいいのに。と今を閉じ込めたくもなりました。

今日はコーチを始める大きなキッカケとなった長男のことを綴りたいと思います。

私は現在7歳(小二)の長男と4歳(年少)の次男の子育て真っ只中。

3年半前、長男が4歳の頃に私はコーチングに出会いました。

長男は私にとってとても育てるのが難しい子どもでした。 神経質で癇癪持ち。

家以外のトイレが生理的に受け付けず、家でのオムツが取れてから外出先でトイレができるようになるまで10ヶ月も要したり、少し濡れただけで鮮魚のようにのたうち回るようなこともよくあり、どこへ連れて行っても毎日「すみません」と謝っている日々でした。

毎日起こる長男の癇癪に私の心の状態は大きく乱され、私自身もヒステリーになり、人格否定まで飛び出すような怒りを長男にぶつけては、2人して大泣きすることも珍しいことではありませんでした。

 

 

次男が生まれてからは、夫が単身赴任中の為、0歳4歳の2人をワンオペ育児をしながら、輸出業をしていて、当時の睡眠時間は毎日3時間あれば良しとしよう。そんな日々でした。

ある時限界を向かえそうなタイミングに育児相談をするキッカケがあり、そこである先生にこんなフィードバックを笑顔で言われました。

「お母さんはお子さんを大人にとって都合のいい子に育てたいんだね。」

身体の中にイナズマが走ったそんな感覚でした。

長男に対しての言動や行動を思い返すと、私が描く理想の優等生像の枠にせっせと当てはめることしか言っていなかったことに気づいた瞬間でもありました。

でもどうしたらいいの? その問いをもらった日はしばらく放心状態でした。

 

そこから散々育児本を買い漁り、子育てブログを読み漁り、癇癪持ちの息子に試しては挫折する日々が続きます。

どれだけ知識を入れて、「知っている」ことが増えても一向に良くならない親子関係に苛立ちを感じていた時に、Facebookから「コーチング」というものを見つけました。

当時の彼は私との関わりの中からすっかり自信を喪失してしまい 「どうせ僕はできないから」が口癖になっていました。

コーチになった今思うと、ゾッとするNGワードを連発していた子育てをしていたので、こうなっても仕方ないなと感じますが、当時の私には答えの見えない闇の中にいる感覚でした。

そしてこのままでは私の心が持たない。

虐待してしまうかもしれない。

そんな想いを抱えながらの子育ては「楽しい・幸せ」とは真逆の世界にも見えました。

 

超効率人間で仕事ばかりやっていた私です。

仕事では味わうことがなかった何もかもがうまくいかない毎日にとって「コーチング」は「光」に見えました。

藁をも掴む思いという方が正解かもしれません。

ただ、ここ数年の私の選択の中で最も自分に「ありがとう」と言いたい選択はあのタイミングで「コーチング」を学ぶと即決したことです。

子育ての悩みに対して「マザーズコーチングスクール」を受講。

また新たなビジネスモデルを探していた私はコーチという仕事に興味があった為「トラストコーチングスクール(TCS)」にも申し込み受講しました。

受けた直後に全てが好転した訳ではないのですが、ジワジワと自分の中の何かが変容し始め、子どもとの関わり、自分の在り方を意識している中で、息子の自己肯定感が取り戻される瞬間にたくさん立ち会うことができました。

 

同時に「母」としての自分を認められるようになっていることに気づきます。

大好きな息子たち為に最高のコーチであろう。その想いが芽生えたのがコーチになったキッカケです。

今では死ぬまで続けたいと思える「コーチ」という仕事に引き合わせてくれた長男。

クリスマスの今日、サンタさんからもらったプレゼントを開き実年齢より4歳も年上の設定となっているLEGOと向き合う姿を見つめながら、私がコーチングを学んでから長男が挑戦してきたことについて想いを馳せていました。

 

 

彼はいつだって始める時はクラスでは最下位でした。

手先も器用ではなく、かけっこもずっとビリでした。

座ってご飯を食べること、順番を守れること、そんな皆ができることが彼にとってはとても難しいことでした。

そんな彼にコーチングに出会うまでの私がかけていた言葉は 「なんでできないの?○○くんはできているのに!」 と言った彼を追い詰めるものばかりでした。

でも同時に自分のことも追い詰めて首をしめていたのでしょう。

 

コーチとしての関わりをはじめて今までを見つめると彼は「努力の人」になりました。

彼の口から「どうせ」と言う口癖はもう完全に消えています。

今ではLEGOやクイズが大好きで、苦手なスポーツも興味を持ったものには家でも毎日練習してメキメキ上達する姿を見せてくれています。

正直言うと今でも挑戦していないスポーツはとっても苦手です。

決して不器用なのが克服された訳ではありません。

だけど彼がクラスで最下位でも「好きだから上手になりたい」そして「僕なら練習したら上手になれるはずだ」と思えるにまで自分を信じられる心が育ったのは我が家の場合はコーチングのおかげだったと思うのです。

そして私自身も彼を応援しているようで、気づけば彼は誰より私を応援してくれる存在になりました。

大量のパーツと分厚い説明書を読みながら何時間も食べ物も食べずにLEGOテクニックの大作を作る息子の横顔がとても誇らしく感じました。

ついその横顔に 「こんな難しいのが作れるなんて感動だわ。ママにはできないよ。」 と伝えると息子はこう言いました。

「誰よりも僕はLEGOをやってきた。頑張ってきたから11歳のでも作れるんだよ。ママはLEGOを本気でやってないんだから出来なくて当然。その変わりママはコーチングできるやん。めっちゃ頑張ってるもんね。」

と言われて朝からクリスマスプレゼントもらった気分です。

 

すっかり私のコーチに成長してくれた長男。

甘えん坊なところと大人びた発言が入り混じり始めた彼に対して、これからも挑戦する後ろでそっと見守れる母でいられるように。

クリスマスが初心を思い返してくれました。

来年はどんな成長が見れるだろうか。

そして私はどんな成長を息子たちに見せることができるだろうか。

 

1日遅れのメリークリスマス。

 

マザーズコーチングスクール認定シニアマザーズティーチャー

西田みゆき

 


 

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