こんにちは。
TCS認定プロフェッショナルコーチの西田みゆきです。
本日も質問に答えていきます!
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《ご質問》
自分を知るってどういうこと?
どうなれれば知れたって思える?
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ご質問ありがとうございます。
昨日に引き続き、難しいテーマをいただきました。
自分を知る方法については、このWEBメディアでも何度も触れておりますが
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どうなれたら知れたって思えるか?
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という点を言葉にしてはきませんでした。
それに置いてはずっとこの質問をいただいてから2ヶ月半ほど考えてきたのですが、
私は「自分を知りたい」とは思えているけど
「自分を知れた」とは思いたくない気持ちに気づきました。
私は自分を知り、自分の扱い方を知ることが、人生をよりよく幸福に生きる為に必要であると強く思っている一方で、
自分を知り尽くす日など来ないとも思っている。
自分という存在も毎日、毎時間変動している「ナマモノ」であるから、
「今」にどれだけフォーカスして自分を見つめられるのかが問われている気がしています。
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自分を「知る」とは、
自分を「知り尽くせる日は来ない」というベースの上の探究心。
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その探究心の源は、
目指したいゴールであり、
大切な人たちの笑顔だったり・・・。
今、全て満足だったら、わざわざ自分を深く知る必要性ってなかなか感じずらいと思うのです。
目的があるから見たくない自分にも出会うかも知れない内側を見つめられるし、
見たくない自分と向き合うのは「今のままでは終われない」という未来への期待があるからかもしれない。
さて、「自分を知れた」と思えることを望んでいない私が考える
「自分を知る」
とはどういうことなのか?
を今回の記事では4つのポイントとして綴っていきたいと思います。
まず1つ目の「自分を知る」を考える上で私は
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過去
現在
未来
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の3つの時間軸をよく活用しています。
過去→現在→未来
の流れで私たちは移動していて、1秒前はすでに過去。
現在の私は、過去の私で作られていて、
未来の私は、現在何をしたかの選択へ変化していく。
時間の使い方とは生き様ですから、私たちはこの時間軸において毎秒「何」を選択していくかの積み重ねが未来の自分を作っていると言えます。
では、自分を知るとは何か。に話を戻すと、
どんな過去の選択が今の自分につながっているのかを知ること。
これがまず1つ目の「自分を知る」です。
過去何を大切にし、
何に傷つき、
誰と共に、
どんな感情を選んできたか。
それは何故か。
今自分が持っているアイデンティティは過去の様々な経験による思い込みから生まれたものかも知れません。
まずそれを知ること。
そしてそれを「今」の自分から見直し続けること。
過去の自分と今の自分は違うかもしれませんからね。
2つ目の「自分を知る」とは
今の自分を見つめた上で、未来の理想に対して自分に必要な努力を知ること。
自分の性格はこんな性格です。こんな強みがあります。
という内容を知るのも大切ですが、私はコーチとして、理想の自分を想像した時に違和感を感じる「今の自分の一部」にフォーカスして自分を知ろうとします。
例えば
・〇〇の仕事に転職したい
・〇〇万稼ぎたい
・結婚相手を見つけたい
など何でもいいですが、自分が思い描く理想があるからこそ、自分の未熟さや課題が浮き彫りになることがある。
目的もなく自分と向き合っていても堂々めぐりにもなってしまうことも多いのではないでしょうか。
だとしたら、自分を未来に向かって活かせる「知り方」に意識を向けて考えてみましょう。
3つ目の「自分を知る」とは、
感情が動いた瞬間から気づく。です。
ここ最近でとても腹立たしく感じたことはありますか?
または、とても笑ったこと、涙を流したことでも大丈夫です。
感情が大きく動いた時、自分の「大切にしている価値観」に触れることができます。
怒りが浮かんだのは、自分が大切にしていることを無下にされた気持ちになったから。
悲しさが浮かんだのは、大切な人に自分の想いが伝わっていなかったから。
喜びが浮かんだのは、大好きな人の幸せの笑顔が見れたから。
楽しさが浮かんだのは、自分の「好き」に正直に過ごせたから。
など、感情には様々な「自分を知る」ヒントをくれます。
そこを深く、客観的に見つめていくことで、自分が大切にしているものに出会い、それを知るからこそ、これからの自分の考え方や未来へ向かっての歩み方を工夫していくことができます。
そして自分の価値観を知るからこそ、相手の大切なことを知る視点も高まり、結果的にコミュニケーション力が高まっていくこともあるでしょう。
では最後の4つ目の「自分を知る」ですが、これが私が一番大切だと思っているポイントで、
自分から見た内面的自己認識を高めると同時に、
他者から見た外面的自己認識を高めることです。
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自分は周りからどう映っているのかを知る努力はしていますか?
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もちろん想像力を使って考えていくことも大切ですが、どうしても限界があります。
その場合コーチングで言うところの「フィードバック」をもらっているか。がとても重要になります。
すぐ出来たつもりになってしまい、自分の都合のいいように自分と向き合っている以上は、自分を深く知ることはできない。
だからこそ私はコーチングを学び続けるし、
フィードバックをしてくれるコーチをつける。
私は目的を見失うと、フィードバックをもらう努力を怠ったり、
自分勝手なセルフコーチングで満足したふりをしてしまう未熟さがある人間です。
現状維持でいいなら、傷つきたくなんてない。
きっとそんな思考に陥りやすいのだと思います。
ただ思い返すと、目的をしっかりと見据えた上で、自分を知る努力をしている時間がいつだって自分を成長させてくれてきたように思います。
結果的にそれはしゃがんでいるように見えても、しっかりの場に根を張り自分が輝く場所の土台を作ることにつながることもありました。
ここまでが私が考える自分を知る4つの視点です。
これをやっても完全に「自分を知れた」と思う日は来ないと思うけれど、
私はそれがいいし
それがいい。
自分を知り尽くしたりなんてしたら、残りの人生面白さが半減しちゃうな気がしている。
成長した自分には、きっとまた新しい発見があるはずだから。
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《自分を知る4つのPoint!》
①どんな過去の選択が今の自分につながっているのかを知ること。
②未来の理想に対して自分に必要な努力を知ること。
③感情が動いた瞬間から自分の価値観を知ること。
④自分は周りからどう映っているのかを知ること。
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TCS認定プロフェッショナルコーチ
西田みゆき
自分を知ることは幸せな未来に繋がる