こんにちは。
トラストコーチングスクール(TCS)認定プロフェッショナルコーチの西田みゆきです。
今日は目標に対しての行動が続かない人の為のお話です。
「目標設定」を学んだことある方は、目標を達成する為の行動計画はいきなり難しそうなプランにするのではなく、今すぐ取りかかれるような計画から始めようという話を聞いたことがあるのではないでしょうか。
この考えは大賛成で、やはりいきなりハイジャンプしなくてはいけないプランニングにしてしまうと、はじめの一歩がなかなか出せない。
だからこそ、このあらゆる分野で使われている「スモールステップ法」はオススメなのですが、スモールステップすら続かなかった。
という事例も少なくありません。
まず「スモールステップ法」を簡単に説明していきましょう。
そのままですが「小さな階段」です。
階段の上が目標だとしたら、小さな1段1段を登り達成に近づいていくイメージです。
私自身も新しい未知なる挑戦をする時は、目標までの道のりがイメージし難いので、行動のスピードが緩む傾向があります。
不安が大きくなり行動が止まる事もあります。
その為、迷いや不安を感じないレベルまで「やること」を細分化して淡々を作業できる状態にして始めます。
こうやって進んで行くと、目標に近づいているのが明確なので、「私は目標を達成できる!」という自信が持てるようになり、スピードが加速していく感覚があります。
ただ、毎回いつもスモールステップにしたら、新しい事が継続できるのか? というとNOです。
スモールステップにしたからといって毎度行動が継続するかと言うとそうは簡単にはいきません。
その理由は大きく2つあります。
1つ目の理由は自分を深く理解していないから。
私たちはAIではなく人間です。 大切にしている価値観も様々です。
同じ自分でも今日と明日は違うし、なんだったら今の私と1時間後の私のやる気やテンションも違う。
それくらい人間とは揺らぐ生き物だと思います。 その揺らぎを小さくする方法も、揺らぎを活用する方法も自分でたくさんの切り口を用意しておく必要があります。
つまり今の自分を深く理解していないから「スモールステップ」だと思っている事が、実は今のあなたにとって全く「スモール」ではなかったのかもしれません。
例えば週に1回ブログを書く。をスモールステップにしたとして、これがスモールステップな人もいれば、これでは全くスモールステップではない人がいます。
また先月の私にとってはスモールステップでも、環境や感情、状態が変わった今の私にはスモールステップではなくなっている可能性もあります。
世間的に見て「スモール」 今までの私から考えて「スモール」 ではなく今のあなたが「スモールステップ」だと心から言え、その理由も説明出来るレベルのものでないと、 こんなスモールステップすら出来なかったと自分の自己肯定感を下げるキッカケとなってしまいます。
出来なかった時点でそれがあなたの現在地。
つまり今のあなたにとって「スモールステップ」ではなかったということ。
まずそれを認めて、ひとしきり悔しがったり落ち込んでも良し。
無理やり前向きにしてみたり、自分を過剰評価せず、「今」の自分から目標に対するステップを考え直してみましょう。
しつこいですが出来なかったら、もはやそれは「スモールステップ」ではない! 行動計画が失敗したに過ぎませんので、再度プランニングすれば良いのだけのことです。
2つ目の理由はそもそも「本気」になれる目標でない場合です。
コーチングでの目標達成ができるかどうかも、行動目標を1つ1つクリア出来るかどうかも、この目標設定にかかっていると思います。
そもそもその目標が自分にとってどんな存在なのかを深く理解しておく必要がある。
誰かの理想の目標を自分の目標と勘違いしてしまっていたり、 立てた目標を叶えた先のメリットと同等またはそれ以上のレベルのデメリットを潜在的に感じていたら動けなくなるのは当然です。
また「憧れる」くらいのレベルの目標も、憧れているだけだから別に今何かを失うこともない。
そうなれば、絶対に動かなければいけない訳ではないし、他の日々の緊急性の高いものにエネルギーも時間も奪われて当然です。
今まで、スモールステップなのに、なかなか動けなかった方は この2点を改めて見直してみて、今のあなたにとって本当のスモールステップを見つけ出してみてくださいね。
トラストコーチングスクール(TCS)認定プロフェッショナルコーチ
西田みゆき
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