こんばんは。
トラストコーチングスクール(TCS)認定プロフェッショナルコーチの西田みゆきです。
先日セッション勉強会を開催しました。
終わった後、私なりに色々と考えていたのですが、コーチングセッションで「○○しなくてはいけない」って本当にあるのかな。
私は型にハマったコーチングをしていなくて、
最初にクライアントにコーチングの説明をチラリとして、テーマやゴールを決めるくらいで、あとは特に「これしよう」とか考えていません。
継続クライアントに関しては、あえて今日のゴールを聞くことすらタイミング的にしないでおこうと感じたらしていない。
未来のゴールや在りたい姿は聞いていますしね。
今回のセッション勉強会のメンバーの話ではないのですが、今まで私はこんな言葉をいただいたことがあります。
「いい質問をしなくてはいけない」
「いいフィードバックをしなくてはいけない」
「立派なコーチだと思われなければいけない」
「とにかく安心感を感じてもらわないといけない」
「視点を増やさなければいけない」
「行動プランにまで落とし込まなければいけない」
といった「○○しなくてはいけない」は全部不要だなって思うんです。
誤解を招くといけないのでお伝えすると、
だってこれ全て自分ベクトルなのです。
しかも全て自分のものさしでの思い込み。
「質問されたい♡フィードバックされたい♡」
なんて人は勉強熱心なコーチか、成長意欲と自己肯定感が爆高のビジネスパーソンといったところでしょうか。
基本的には、されたい訳ではない。
だけど目標や目的に対して必要だと感じているからコーチングに申し込んでくださっている。
つまりですよ。
目標や目的を達成する為にクライアントが自分で走れるような状態になってもらう為なら、
あえて質問しない。
あえてフィードバックしない。
もとても大切なのです。
そう。タイミングという奴です。
先日の継続コーチングでも60分最初の問いかけだけ質問しましたけど、60分で質問はその1回だけしかしませんでした。
別に必要がない方には質問すら不要です。
フィードバックも色々浮かんでいても、「今じゃない」と思えば言わないし、言わないままにしていることでクライアントが自分で気付き行動を変えていくこともたくさんある。
「言うことが先決」ではない。
もしコーチングをしている人で下記の思い込みがある人がいたとしたら、こんな視点も是非持ち帰ってください。
「いい質問をしなくてはいけない」
→質問がなくてもコーチングはできる。質問が好きな人もいれば嫌いな人もいる。私は質問が少ないコーチングが好きなタイプだから、質問多いコーチは契約しない。そもそもいい質問かどうかはセッション中には判断できない。
「いいフィードバックをしなくてはいけない」
→もし目標に対して走れている状態だったり、もう少しで自分で気付ける所まできていれば、あえて言わないが効果的になることも。タイミングの図り方が重要。
「立派なコーチだと思われなければいけない」
→クライアントにとってあなたが「立派」かどうかは目標達成に関係がない。
「とにかく安心感を感じてもらわないといけない」
→「安心感」感じて欲しい!といった圧の強い優しさを押し付けられてもクライアントも困ります。不自然な相槌、不自然な微笑み、不自然な承認をし過ぎて逆に壁を作っている可能性も。
「視点を増やさなければいけない」
→クライアントが視点を増やすからこそ走れることもあれば、視点を増やすからこそ止まってしまうこともある。時として視点を増やす、絞るも調整できるように関わることも大切。増やすだけが「正」ではないかもしれない。
「行動プランにまで落とし込まなければいけない」
→行動プランに落とすことも大切。だけどあえて落とし込まない選択も必要な場合もあります。行動プランの明確化より、セッション後「行動したい」「考えたい」と感じてもらえる光を提供で十分なケースもたくさんある。
ついクライアントさんに満足して欲しくて色々詰め込みたくなってしまうのは、愛や想いが強い証拠。
ただそれが自分よがりになっていないかはシンプルに、丁寧に、フラットに見つめていきたい。
目の前のクライアントに必要なことは一体何でしょうか?
トラストコーチングスクール(TCS)認定プロフェッショナルコーチ
マザーズコーチングスクール認定シニアマザーズティーチャー
西田みゆき
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