こんにちは。
TCS認定プロフェッショナルコーチの西田みゆきです。
昨晩より、TCS代表の馬場コーチによる、トラストコーチングスクール(TCS)認定プロフェッショナルコーチトレーニング6期に参加しております。
私はこちらのトレーニングの1期生で、合格してから3年半以上が経ちますが、
今年もプロフェッショナルコーチトレーニングに参加できることを楽しみにしておりました。
でも「楽しみ」というと少し語弊があって、「成長する楽しみ」と「未熟な自分に出会う怖さ(でも会いたい)」が半々。
このバランスがまたこのトレーニングの魅力だなと私は毎回感じています。
プロコーチとしてクライアントに関わる中で、このトレーニングの期間はいつも私にたくさんのことを教えてくれます。
馬場コーチのコーチングをたくさん見て聴いて盗ませていただけることはもちろんのこと、
・前回から成長したところ
・成長が止まっているところ
・成長したから気づけた知らない自分
・目指している方向に走っていたつもりで道を間違えていたこと
・知らず知らずのうちに囚われていたもの
・だからうまくいったのか!うまくいかなかったのか!というロジックとの出会い
その時間全てが数々のフィードバックを私に教えてくれるような場所。
そしてその経験は自分を選んでくれる全てのクライアントの皆さんに還元する為にも必ず必要な時間。
昨日は事前の宿題にもあった
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あなたがコロナ禍で気づけた、一番失いたくなかったものは何?
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という問いからスタートしました。
私自身も昨晩のトレーニングまでに、この問いに対してたくさんの言葉を書いてみたものの、1つの答えに絞るとすれば
「子どもたちを本気で応援できる余裕」
でした。
私は7年前に自分で仕事を始めた時から
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仕事ができないことを子どものせいには絶対しない!
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と自分と約束し、歯を食いしばって走ってきました。
コロナになり、全国出張をしていた働き方は一変し、毎日子どもたちに「おかえり」を言える日々が訪れます。
「子どもたちの命を守る」
「学校に頼らずとも家庭で勉強できる環境を整える」
というミッションは今まで仕事ばかりしていた私にとっては、かなり大きな転機でした。
ただコロナのおかげと言ってはおかしいかもしれませんが、
自分の母としての「幸せ」を感じる瞬間がとても増えたのです。
「あー私って子ども達の勉強に付き合うことに幸せを感じるんだ」
「あー私って子どもが美味しそうにご飯を食べている姿にこんなに喜びを感じるんだ」
「あー私って子どもの話をたくさん聴ける毎日を求めていたんだ」
「あー私って子どもの夢を応援できていると感じるともっと自分を好きになれるんだ」
でも、待てよ。
私がそもそも、鬱で退職した後に会社員ではなく起業するという選択をした理由って何だったっけ?
そう。今感じている日々を送る為だったな。
それなのに、「子どものせいにはしない!」と仕事に没頭し、
本来私が一番求めていた毎日を送る為の努力を「仕事のせい」にして怠っていたんだな。
と気がつきました。
それは子どもだけではなく、夫や母に対してもです。
もっとコミュニケーションをとった方がいいのは分かっているのに、「仕事のせい」にして時間を作る努力を怠っていました。
そこに気づけたことが、私にとっては最も大きな気づきであり、心の争いごとが減った理由でもありました。
そんなタイミングで小4長男が「中学受験をする!」と言い始めたことから、親としての在り方を更に問われる時がやってきました。
そして、長男がポロっとこんなことを言いました。
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ねぇ、ママ、僕が県外の寮のある中学に行きたいって言っても応援してくれる?
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その瞬間、目の前がクラクラしました。
息子達は高校を卒業するまでは当たり前に家にいて、お弁当を作って、ご飯を作って、サポートできるものだと思っていました。
18年は一緒に暮らせるはずだった長男。
もしかしたらこんなに近くで応援できるのは、あと2年半しかないのかもしれない。
急に子育てのリミットが早まった感覚があり、今のままだったら私は後悔する。と強く感じました。
そこから3ヶ月ほどは継続クライアントさんとの仕事は丁寧に、
それ以外の仕事はほどほどに「子育て」に没頭してみたんです。
息子の勉強に対する意欲はどんどん増していったし、家族の会話は増えたし、
何より母歴9年の中でこんなにも「お母さん」をしたのはじめてだった為、私もとても楽しかった。
でもどこかでヒソヒソと内なる自分が声をかけてきます。
「あれ?コーチとしての活動が存分にできていないことを子育てのせいにしていない?」
その瞬間にまたドキっとしました。
ここからの2年、後悔がないように子どもを応援したい。
だからと言って、コーチングを諦めたくない。
今までの私のように、「仕事ができない」ことを「子ども」のせいにしたくもないし、
「子どもを応援しきれない」ことを「仕事」のせいにもしたくない。
私にとって、子育てもコーチとしての活動もとても大切だし、この2つは私にとって「応援」という大切な価値観の上にあるから。
仕事に没頭した7年と、たった数ヶ月だけど子育てに没頭した時間。
どちらも経験した結果、どちらも折り合いをつけたバランスがやっと見つけられはじめたように思います。
どちらもそれぞれ理想を掲げたらもっと欲もある。
だけど、せっかく大切にしたい2つを私は大切に共存共栄させていきたい。
不完全な中でも自分が納得ができる場所を探し続けていきたい。
だからこそ欲をコントロールし、地に足をつけて焦らず、急がずに今やるべきことが出来ているんだなと昨晩のトレーニングに気づかせていただきました。
毎回なんですが、私がまどろっこしく言語化していることを、いとも簡単にシンプルに言語化してくださる馬場コーチ。
そして今年もトレーニング後は頭がグルグル回ってバタンキューでした(表現の古さw)
朝起きて、久々に熟睡できた私の心の中に沸き起こったのは「迷いのない純度の高い熱量」でした。
きっと私には走れなくなるような重りはもうない。
この感覚もまた、トレーニングが進むことでまた変わるかもしれない。
だけど、今の想いをここにメモ!
まだうまく言語化できない問いや、数々のフィードバックが心に残っているので、定期的に感想もこちらで発信していきます!
TCS認定プロフェッショナルコーチ
西田みゆき
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