弱さは悪なのか?私がADHDを公表した理由

MIND-マインド-
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こんにちは。

TCS認定プロフェッショナルコーチの西田みゆきです。

今日はADHDコミュニティにはじめて参加させていただいておりました。

2021年は私にとってADHDを公表した年。

 

結果的に公表して良かったなと感じながら、2021年を終えることができることを、

今回参加させていただきましたコミュニティの皆さんとお話しながら感じた夜です。

 

これからも今関わらせていただいておりますADHDのクライアント様、ADHDのご家族を持つクライアント様、そして自分自身のメンタルコントロールの為にも、2022年はより発達障害の領域の勉強を進めていきたいと思っています。

 

ということで今日は「ADHD」にまつわるご質問をテーマにしたいと思います。

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《ご質問》

私はADHDです。特性に合わない仕事で苦しくなり退職しました。

上司に言われた「弱いのが悪い」という言葉が心に刺さって、自分は将来に希望が持てません。

鬱病経験のある西田さんはどんな風に切り替えて、活躍できるようになったのですか?

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ありがとうございます。

教えてくださってありがとうございます。

 

辛いご経験をされたのですね。

私自身も1社目を半年で辞めた時に、全く同じではないですが、似たニュアンスの言葉を言われて、精神的に弱い自分に絶望していた時期があります。

ただ2社目でとても自分の適正に合う企業に入社することができました。

 

「常識」に囚われず、「やるべき仕事が出来ていたら良い」というスタンスで、余計なエネルギーを奪われることが少ない社風だったのが私の「社会人」としての自己肯定感を取り戻せたように思います。

 

ただ私自身、自己肯定感を取り戻しつつあったとはいえ、

弱いのが悪い。

強くならなくては!

とたくさん武装して日々を過ごしていた為、自分のありのままの特性は全く受け入れていない状態でした。

 

そんな状態でしたので、子育てと仕事の両立に悩んだ時、どんどん武装していたものが剥がれ落ち、また自己肯定感も失い始めると

やっぱり私はダメだ。

私は弱いんだ。

と責め始め、鬱になってしまいました。

 

武装した上で、仕事が出来ている時だけしか保たれない

何とも儚い自己肯定感しか手に出来ていなかったのです。

 

退職して療養を経て、もう弱い自分を武装するのはやめようと思ったんです。

 

自分をずっと否定している状態ですからね。

 

私は弱い

良い意味で弱い自分を不本意ながらも受け入れた瞬間でした。

 

「弱い自分」を否定しながら頑張るのと

「弱い自分」を認めた上で頑張るのとでは、後者の方がずっと軽やかに進める。

 

結果的に自己肯定感も高まり、自分で認めているから

弱い自分に対して、自分を責めたりイジメたりすることが減ります。

 

ADHDは脳が忙しいので、心配ごとが増えたらその方向に忙しく思考が進んでしまう人も多いのではないでしょうか。

そんな脳が忙しい私たちからこそ、自己肯定感が保てることがとても重要で

心と思考の状態が整えられることで、良い方向に特性を活かすキッカケになるかもしれません。

 

今はお仕事をやめられたということですが、頑張って強くなろうとする方法もあるけれど、

弱いことを、自分が認めてあげた上で未来を想像した方が結果的にタフになれることもあるということは視点としてお渡し出来たら良いなと思っています。

 

ADHD、ASD、あとはHSPの方もコーチングさせていただくことがありますが、

すごく才能溢れる方がいらっしゃるんですよね。

 

でも自信を失ってしまっている。

 

安易にジャッジされた「弱い」という言葉で、この才能が活かされず埋もれてしまうのは、私にとって日本の損失だなと思うんです。

これを何とかしたい。

という想いも私がコーチングを続けている理由の1つでもあります。

 

弱い私ごと、夢へ歩きだしたって良い。

だってそれが私だから。

 

 

TCS認定プロフェッショナルコーチ

西田みゆき

 


弱い私ごと夢へ歩きだす。

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