こんにちは。
トラストコーチングスクール(TCS)認定プロフェッショナルコーチの西田みゆきです。
今出張先のホテルからこの記事を書いています。
今宵のお話は「不安」について。
「不安」と聞いて皆さんはどんなイメージを持つでしょうか。
今日私は名古屋にて、トラストコーチングスクール(TCS)とマザーズコーチングスクールに所属しているメンバーでの勉強会を行いました。
リクエストされていたテーマは「自己信頼」。
その勉強会の中でいくつか出てきたキーワードが「不安」です。
コーチングを学ぶ理由に
「自分を好きになりたい」
「自分をもっと信じたい」
「自分を認めてあげたい」
と掲げる人は少なくありません。
このあたりを掘り下げていくと、「不安」が明らかになってくるのですが、 今日とあるコーチがボソっと 「自己信頼が高まっても不安がなくなっているようには思えない」とつぶやきました。
本当にその通りだと思います。
むしろコーチングを学んで「不安」はどんどん増えています。
そんな事を言うと「コーチングなんてやる意味ないじゃないか」という声が聞こえてきそうですが、少し説明させてください。
私は開業するまでの私はコンフォートゾーンから出るような事はしませんでした。
安全地帯でぬくぬく過ごしていたのです。
それなりにトラブルや困った事件に巻き込まれたことはありましたが、大きな挑戦をする事もなかったので、漠然と「このままで大丈夫かな」くらいの不安があった程度。
でもいざ挑戦しようとしたら出るわ、出るわ、出まくるわ、「不安」の皆さま。笑
新しい挑戦には不安がつきものです。 そんな私がさらに昔より不安が多くなったのは、コーチになったから。
つまり応援する人が増えたから。
コーチングをやっている人が悩んでいるんですか?
コーチングをやっている人が不安があるんですか?
そんな風におっしゃる方がいますが、 コーチングをやっていて、悩みも不安もない人がいるとしたら、対して誰も応援してない証拠だと思っています。
現在私は継続的にマンツーマン、グループと合わせると75人の方のコーチとして過ごしています。
その75人の先にはご家族や社員さんがいらっしゃいます。
正直なところ胃が痛い日もいっぱいある!笑
それでもコーチである私が、痛みも伴う挑戦をしているクライアントさんを横目でコンフォートゾーンでぬくぬく過ごせる訳がないのです。
背負うものが増え、挑戦する日々は、時に荒野に裸で放り出されるような感覚になりますが、そこで気づくのです。
それまでいた所より確実に大きな世界に出たことを。
小さい場所で出来た気になると、その場所から出ることが怖い。
だけど不思議なもので、本当は満足していないまま出来た気になっている状態が続くと自分を大好きではいられなくなっていきます。
コーチングを学び深めた今、私にとって「不安」は 「解決しなくてはいけないもの」でもなく 「消さないといけないもの」でもなく 「私の夢を邪魔するもの」でもなく ただただ「共存していくもの」です。
そして共存している不安の種類も成長に対して変わっていく。
誰しも曖昧で漠然とした不安の中にいる時は辛くなってしまう。
だからその霧がかった「不安」を盾にして、夢や目標に向かえない自分を守る為に言い訳として使ってしまう。
これも悪い事ではありません。 人は誰しも今守りたいものがあるはず。
正しい言い訳として「不安」を盾にすることは時として自分や家族を守る事かもしれない。
ただ、「不安」だと思っているものが「不安」と認定しているのも誰でもない「自分」であることも忘れないで欲しいのです。
私は「不安」と共存していると先ほど伝えました。
私にとって「不安」は自分の手に握っています。
何故不安に包まれ、不安の沼に落ちないのか。
それは私は不安を霧のままにはしないから。
不安を明確にすれば、自分の手でその不安を掴む事ができる。
不安が消せない日もある。 不安が私を攻撃する日もある。
だけどその不安が自分の手の中にあるうちは、目標に向けて「盾」にも「武器」にもなるのです。
自分の状態が悪い時、どうしても守らなければいけない時、そんな時は不安を盾にする日があってもいいでしょう。
その一方でコーチという仕事は不安を目標や夢に対して武器に変えることが出来る仕事。
不安がある時ほど走れる人もいる。
不安がある時ほど100倍頭を使えるようになる人もいる。
不安とは成長や挑戦と共にある。
不安とはあなたを成長させてくれる存在だ。
不安を嫌わないで。
不安は嫌えば嫌うほど大きくなる。
だとすればあなたは「不安」をどう意味づけしますか?
さぁ、明日も「不安」と共に行こうぞ。
トラストコーチングスクール(TCS)認定プロフェッショナルコーチ
西田みゆき
不安で理想の未来に一歩を踏み出せないあなたへ
トラストコーチングスクールの詳細はこちらです↓