センスに頼らない質問力の高め方〜TCSセッション勉強会〜

COACH-コーチ-
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こんにちは。

TCS認定プロフェッショナルコーチの西田みゆきです。

 

所属しているトラストコーチングスクールにて、

プロフェッショナルコーチの林友香コーチと合同の勉強会を

20人✖️4日程で行いました。

 

昨日はその最終日。

前半は「セッション」についての質問会

後半は相互セッションを行いました。

 

その中で、何度か

質問力の高め方、鍛え方

 

についてのご質問をいただきました。

 

もちろん一番の質問力の高め方は「実践」なのですが、

なかなか様々なご事情があり、セッションの経験を踏ませてもらうことは難しい場合もあると思います。

 

実際に私もコーチになった時は、在宅で輸出業をしていた地方のお母さんだったので、

試せる相手が家族と少しの友人くらい。

 

コーチデビュー前にセッションの練習をさせて欲しいと数人に声をかけてセッションさせてもらいましたが、

会社でマネジメントをしていたりするコーチ仲間を見ては

 

「コーチングを活かせる実践の場があって羨ましいな・・・」

と思ったものです。

 

また当時次男は0歳で、まとまって時間を取れるのはわずかな時間でした。

 

その中で私がやっていた「質問力」の高め方、鍛え方を勉強会でもご紹介しました。

 

 

以前トラストコーチングスクール代表の馬場コーチがある勉強会でこんなことをおっしゃっていました。

一度でも自分にかけたことがある質問しか、相手に最適なタイミングで質問できない

 

この言葉を聞き、自分のコーチングの勉強法を全て見直そうと思ったのを鮮明に覚えています。

 

私はどちらかというと感覚でコーチングを身につけるのは苦手なタイプで、

知識を不安のないくらい詰め込んで、納得のいくロジックの元、着実に成長が分かるように勉強をしていきたいタイプです。

 

でも私たちコーチが扱うのは

人、すなわち

心・思考・感情

です。

 

揺らぎ、変化し、意識的にも無意識的にも嘘をつくものたち。

 

これらは全員に当てはまるテンプレートもなければ

同じ人に対しても少しの変化で同じ質問も

優しく背中を押すような問いにもなれば、鋭い刃にもなる可能性だってある。

 

お恥ずかしながら、この馬場コーチにコーチングを学ぶまでは、

一生懸命コーチングのテンプレートになぞるようなセッションを「正解」と思っていたし、

色んなコーチングの本、サイト、そして自分が受け続けたセッションでコーチが言っていた質問をノートに集めては覚えていました。

 

その数300以上。

こんな人にはこれを使おう!

最初はこの質問にしよう!

 

と自分の脳に叩きこませていました。

 

が、しかし、

全然それらの質問たちは実践の場でうまく機能してくれなかったのです。

 

自分が用意していた質問を使おうということに一生懸命で、相手の話は聞けていなかったし、

タイミングだって今思えば、何でそのタイミングで使った?

とツッコミを入れたいことばかり。

 

私は当時、その問いを本気で自分に使っていなかったんですよね。

自分で効果を体感していない質問は、自分が実践の場で使えるアイテムとは言えません。

 

そこに気がついてからは、

せっかく集めた質問を、何度も何度も様々なタイミングで自分にしてきました。

 

どんな時に、どの質問が効いて、どの質問が効かないのか。

など、自分で調査を進めていくうちに、

セルフコーチングの質がどんどん高まっていく感覚を掴むことができるようになってきました。

 

例えば有名な問いである

あなたは本当はどうしたいのですか?

これはタイミングが合えば効果を発揮するけど、大抵の場合効果を発揮しません。

 

それは自分に対してもそうですし、クライアントに対してもです。

 

なぜなら、この質問はその人が受け取り、考えたくなる条件が揃っていてこそ成り立つ質問だからです。

 

まずは、その質問の本質を自分で体感すること。

 

自分では難しい場合は、セッションを受けた時に、どんな問いに対してどんな感情になって、その後どんな影響があったのかをしっかりと記して見直すこと。

 

この繰り返しで、セッション中に一生懸命探さなくても、クライアントに集中する時間の中でそっと引き出せるようになっていきます。

もちろん中にはセンスがあって、質問が上手な人もいますが、

センスに頼らなくても、こういった努力の積み重ねはいつかクライアントの背中を押します。

 

コーチとしてクライアントがいないから実践できない。は言い訳です。

 

何故なら「自分」という24時間近くにいてくれる、最大のクライアントがいますから。

 

自分をコーチする時に失敗したらどうしよう・・・。とは悩まないはず。

 

是非、様々な問いと共に、自分を深く知り、自然と相手に問えるレベルにたくさんの質問を自分のものにしてくださいね。

 

今後様々なクライアントとのセッションでは、自分の実体験だけではもちろん不十分ですが、

これが避けては通れないファーストステップ。

 

是非、自分の最高のコーチとして、良質な質問をお守りに進んでいってください。

 

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Today’s question

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今までで自分の行動がいい方向に変容した質問はどんな質問ですか?

 

思い出せる限り書き出して、止まりそうになった時は是非見返してみてくださいね。

 

私のノートには

あなたがそれを諦めた時、誰の残念そうな顔が浮かびますか?

と書かれています。

応援してもらっていることを忘れないこと

それが私にとってとても大切なエネルギー。

 

「よし!やりますか!」と背中を押してくれる、鉄板の質問はいくつあってもいいですからね。

私もまだまだ増やす予定です!

 

 

TCS認定プロフェッショナルコーチ

西田みゆき

 


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