こんにちは。
マザーズコーチングスクール認定シニアマザーズティーチャーの西田みゆきです。ㅤ
本日もいただいたご質問を答えていきます!
先日のマザーズコーチングスクールの勉強会に参加してくださっていたマザーズティーチャーからのご質問です。
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《ご質問》
育児と仕事に奮闘する中で生まれる【申し訳なさ】についてです。
先日参加した「産後キャリア応援勉強会」で、子ども・パートナー・職場等すべてに【申し訳なさ】を感じる、という意見が多く出ました。
これは何に申し訳なく思うのか、そう思うことで何を守っているのか、自分なりに深掘りしました。
みゆきさんの視点もぜひ伺いたいです!!
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ありがとうございます!
この内容を読んで、真っ先に浮かんだ出来事がありました。
数年前に、ママ友たちと公園に出かけた時のこと、
遊具などで順番を守らなかったり、遊具で進む子たちが先に進めないよう何度も妨害したりする子がいました。
その子のお母さんは、お話に熱心で子どもを見ていないようでした。
その時隣にいたママ友が一言。
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お母さんが申し訳なさそうにしてくれていたら、私たちのこの感情も救われるのにね
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その言葉に「そうかもね」と返事をしながら、「申し訳なさ」について考えていました。
私の息子もなかなかの癇癪持ちで、融通がきかなくて、幼い時はことあるごとに「すみません」と後ろをついて謝りながら過ごしていたのですが、
「子どもなんだから気にしなくていいよ」
「お母さん、頑張っているね」
など優しい言葉をたくさんいただいていました。
でもその時、私が子どもを見ておらずママ友と盛り上がっていたり、スマホを見ていたりしたら、ママ友が言ったような言葉を言われていたかもしれないなと感じました。
他のお子さんや親御さんに「申し訳ない」という気持ちと同時に
「やばいお母さん」と思われない盾として、また1つのコミュニケーションツールとして「すみません」と言っていた側面も否定できないと感じています。
冒頭の質問に戻り、この「申し訳なさ」も1つの活用方法なのだと思うのです。
ある種の盾のような役割を「申し訳なさ」が担ってくれているようにも感じました。
私自身も育休復帰後に仕事と子育てで鬱になった時、この「申し訳なさ」に潰されてしまったのですが、
もしもう一度9年前に戻るとしたら、私はこの感情をどのように扱っていくだろうかと考えてみました。
《職場》
・子どもが熱を出して休んだり、保育所に呼び出される時の申し訳なさ
・時短勤務で忙しいのに先に帰る申し訳なさ
・リーダー職だったのに、部下に残業をお願いしなくてはいけない申し訳なさ
今書きながらも、いやー申し訳なかったな。と感じます。
ただ、あの時の上司やメンバーの顔を浮かべると、リーダーである私に「申し訳なく」いて欲しかったんだろうか。
もちろん子どもが出来てしわ寄せも行ったはずだから、「当たり前でしょ」という態度はもちろんアウト。
「感謝」の気持ちを忘れない行動や言動に、ひとさじの「申し訳なさ」を足しているくらいが、やっぱり調度良かったのかもしれない。
これはあくまでも「申し訳ない演技した方がいいよ」ということではありません。
実際、「申し訳なさ」に潰されそうになった当事者からすると、極限の状態にいくと「感謝」の気持ちも薄れていきます。
「感謝」の気持ちより「申し訳なさ」が勝ってしまっている状態は、自分にとってもメンバーにとっても良い状態とは言えない。
チームの中で誰か1人でも「申し訳ない」と自分を責めて、思考力も自己肯定感もなくなり仕事に影響が出たとして、得するメンバーも1人もいません。
そこまでいくと、「申し訳ない」は私を守ってくれたり、人間関係を守ってくれる盾ではなく、自分への剣に変わる。
「申し訳ない」という気持ちは、仕事ならメンバーへの感謝や敬意の上に存在していることが理想であって、
それが自分を傷つける材料にしてしまわないように意識していく必要があります。
独身時代の自分と比べるのはもうやめて、最大限に感謝と敬意を持って、今の私にできることに集中することが何より自分や周りへの優しさにつながるのではないでしょうか。
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「申し訳なさ」を大切な同僚や家族の為にマネジメントしていこう。
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過度な「申し訳なさ」にあなたの大切なエネルギーを奪われぬように。
そして、必要な時は「申し訳なさ」の盾と共に。
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Today’s question
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あなたが今抱えている「申し訳なさ」は自分にどんな影響を与えていますか?
マザーズコーチングスクール認定シニアマザーズティーチャー
TCS認定プロフェッショナルコーチ
西田みゆき
申し訳なさをマネジメントする。
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