こんにちは。
TCS認定プロフェッショナルコーチの西田みゆきです。
本日も質問にお答えしていきます!
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《ご質問》
私は丁寧な暮らしをしている人への憧れがあります。
丁寧な暮らしをしたいけど、価値観が合わない夫の行動にイライラしてしまいます。
自分のやりたいことを邪魔されると夫に限らずとてもイライラしてしまう性格をなんとかしたいとも考えています。
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ありがとうございます。
「丁寧な暮らし」という言葉を近年よく聴くようになりました。
私自身、「丁寧な暮らし」から基本的に程遠い毎日なので、Instagramなどで見る丁寧な暮らしをしている女性に対して、尊敬の眼差しでライフスタイルを覗かせていただいております。
まずそもそものお話なのですが、
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丁寧な暮らしとは?
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この答えもまた人によって違うのかもしれません。
今回は、私と質問者の方の定義が違うといけませんので、
「丁寧な暮らし」とはどんな暮らしか聞いてみたところ、
・お家が整理整頓されていて、いらないものがない状態
・好きな音楽やお料理、アロマなどが出来て、自分を労われている
・安いから買うではなく、自分の好きなものを選んで長く大切にする
・心に余裕があり、イライラしたり焦ったりしていない
・美味しいコーヒーを飲みながらお気に入りのソファで読書をする
・夫婦での会話も適当ではなく相手の話をちゃんと聴く
ということでした。
※ブログへの共有許可をいただいております。
色々と「丁寧な暮らし」の理想のイメージが膨らんでいらっしゃるようです。
確かに、これ全部出来たらめっちゃいいーー!!
私もしたい!!
と思った反面、自分が仕事にすごく集中している時に、夫から
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丁寧な暮らし計画!これの通りにやってくれ!
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と言われたら
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無理ーーー!
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となるなと思ったりもしました。
パートナーシップにおいての価値観のズレって、少しずつ積み重なりいつしか取り返しのつかない所まで来てしまうこともよくあります。
私自身も家の中を綺麗にしたいな。
と思い立ったことは何度もありますが、ことごとく私の「心地良さ」は打ち砕かれてきました。
ヤンチャな男の子2人が、一瞬で「えっ?泥棒来た?」というレベルに散らかし倒してくれます。
まだそれなら「子どもだしな・・・」と思えますが、
夫もまた私がイラッとする行動を重ねてきます。
残念ながら夫に対しては「夫だしな・・・」とは思えず、イライラは増えるばかり。(すまん夫よ)
ただ、今はそんなイライラがほぼほぼ減ってきています。
思い返すと私の「心地良さ」を「夫もきっと心地良いに違いない」と思っていた節がありました。
例えば夫も家が綺麗で余裕のある暮らしをしたいと言えばしたいのです。
でも、それをする為の努力は優先順位としては低い。
当時私にとっての「家が綺麗」である。
ということと
夫にとっての「家が綺麗」である。
ということを保つ為の優先順位や本気度が違ったんですよね。
この差は片づけのみならず、家事、育児、仕事など
夫婦間での優先順位の違いで、一方を軽視してしまった行動・言動に腹を立てた方は少なくないのではないでしょうか。
そのイライラの根っこにあるもの。
それは「ジャッジ」なのだと思います。
「私はこんなにやっているのに、相手は理解してくれない」
「私の方が正しいのに」
「妻の想いを無視するなんて、愛していないのか」
そんな風に相手や物事を決めつけて関わってしまうと、相手も自分が大切にしたい価値観や優先順位を軽視されたと思って、また状況は悪化してしまうかもしれません。
人には同じことでも、ハードルの高さが違います。
掃除機をかけること。
という行動に対しても、ハードルが低い人と、驚くほどハードルが高い人がいる。
自分が低いと思っているハードルは、相手も低いはずだと思ってしまいがちですが、そうとは限りません。
その「やれるけど、ハードルが高くて疲れるもの」を強要されることは、やはり苦しくなってしまう。
質問に戻ると、「丁寧な暮らし」を実現したいという想いを捨てる必要はありません。
ただ、旦那様にとって「丁寧な暮らし」を実現する為の努力は、実はとても高いハードルなのかもしれない。
そうなると奥様と同じだけの意識を旦那様に持ってもらうことは大変なこと。
家庭の中で、あなたが大切にしたいこと、旦那さんが大切にしたいことをしっかりと話し合い、
2人だから目指せる「丁寧な暮らし」を見つけていっていただきたいなと思っております。
ちなみに私は「リビング」はもう諦めまして、1室だけ自分の好きなインテリアを揃えた気分のいい場所を作りました。
「心地良い暮らし」の今できるサイズを大切にしたいと思っています。
全部できなかったら「丁寧な暮らし」ではない!
と決めてしまうと、自分にも相手にも厳しくなってしまう。
それは心の余裕を遠ざけてしまうかもしれません。
相手が大切にしたい価値観と照らし合わせながら、あなたの理想に少しでも近づく工夫を2人で考えていってください。
それでもお互いの価値観を否定し合うコミュニケーションしか生まれないのであれば、それはもっと別の問題かもしれません。
トラストコーチングスクール(TCS)認定プロフェッショナルコーチ
PAA認定パートナーシップコーチ
西田みゆき
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