こんにちは。
TCS認定プロフェッショナルコーチの西田みゆきです。
本日は「なりきる」についてお伝えしたいと思います。
私は5年以上前にトラストコーチングスクールの資格を取ったのですが、その時に代表の馬場コーチに「なりきる」ことの大切さを教えていただきました。
資格を取って、「コーチ」と名乗っても、クライアントが1人もまだいなかった私にとって、プロコーチに「なりきる」ことは容易なことではありませんでした。
ですが、クライアントの立場に立って考えると、コーチが経験が少ないからって
・自信がない雰囲気
・ネガティブな発言
だったら、コーチのことが心配になっちゃいますよね。
100%クライアントの時間を提供するはずのコーチが、クライアントに心配をかけてしまうのは大問題です。
頭ではわかっていても、無意識にその不安は漏れてしまうもの。
そもそもコーチがなりきる必要がある大きな理由は「クライアント」のためであり、その振る舞いが選んで下さった方への敬意であり、優しさです。
ただこの「プロコーチになりきる」「自分が在りたいコーチ像になりきる」というのは大きな大前提の上で成り立つことを当時の私は理解していませんでした。
そして大間違いのなりきり方して、不自然に背伸びをして、自分を良く見せようとして、結果的に苦しくなってコーチという仕事から逃げ出したくなったこともありました。
こんなに好きだ。楽しいと思ってはじめた仕事なのにです。
ではコーチになって間もない私が見落としていた大前提とは何か。
それは
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「今の自分はまだまだ未熟で、理想には程遠いこと」を本当の意味で受け入れいること。
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です。
そう伝えると、「自分が未熟だなんて分かっている」という声が聞こえてきそうです。
むしろ、まだまだ未熟で理想とは程遠いから「理想のコーチ像」になりきれないんだよ。と思った方も多いかもしれません。
ただ、未熟である自分を否定している場合と、未熟であることを受け入れている場合とでは大きな違いがあります。
否定している場合は、理想と今の自分の差に苦しんだり、自分を責めたり、他者と比べて落ち込んだりしてしまい、なりきろうとしても偽りの自分を演じているから、不自然になってしまう。
受け入れている人はいい意味で開き直れている為、今の自分の未熟さを責めることにエネルギーを浪費せずに、純粋に在りたい姿や、クライアントの為にどんな行動や言動を重ねていけば良いかを考えられます。
できない自分を受け入れることは確かに苦しい。
しかしできない自分を否定しながら走り続けることは、ジワジワと自分の心をすり減らしていく。
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いっそダメな自分からはじめよう。
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ハッキリとした目的を持った上で、そう思えると、「できないと思われたらどうしよう」という怖さがスーっと減っていく感覚を味わえます。
「できない」私が選ばれる為にどんな努力をするかを考え、行動することに一生懸命になっているはずですから。
「今」の自分はスキルも人脈も才能も魅力も「理想の自分」とは程遠いと思ったとしても、「未来」の私まで「できない」なんて決めつけるのはまだ早い。
今「できない」自分を受け入れて、未来は「できる」自分にだけは期待して、今日も在りたい自分になりきろう。
TCS認定プロフェッショナルコーチ
西田みゆき
行動できるヒントは自分とのコミュニケーションにある。
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