人が1日の中で最もコミュニケーションを重ねるのは「自分自身」である。
現在プロコーチとして、クライアントと関わる上で重要視しているのは、 コーチとしてクライアントの意識を変える質問をしよう!
ということよりも 私といない時間の中で「クライアントが自分にする質問の質」を高める為に何ができるか。という点だ。
現在、所属しているトラストコーチングスクール(TCS)内で、スタートアップコーチングと言うプログラムを作り、50人のメンバーと関わる日を送らせて頂いているのですが、
私は受講者さんが「何と言っているか?」より「自分で自分にどんな問いを持って過ごしているのか?」を見るようにしています。
スタートアップ期のコーチにありがちな自分への問いが
「私はコーチになれるのだろうか」
「私はクライアントに恵まれるのだろうか」
「私は稼ぐことが出来るのだろうか」 などである。
これらの問いは私も持っていたことがある。
しかしながらこの問いが、私にとって最高に背中を押してくれる答えを運んできてくれたことはない。
それはコーチの方ならその理由は分かるはずである。
私は世の中を「自分の認識の答え合わせの場」と考えている。
心の中で「私はコーチになれるのだろうか?」という問いを持っている人のほとんどが、「できない言い訳」探しをしてしまう。
「人脈が少ないし」
「コーチングって難しくてまだ理解出来ていないし」
「お金をもらうことに抵抗があるし」
そんな自分の脳から導き出された答えが脳に定着し、
その答え合わせになるような言動・行動がはじまる。
実際私も「コーチになれるのだろうか?」という問いを抱えていた頃は、なれない理由が色々と浮かび、挑戦ができなかったり、何かをはじめても3日坊主になっていた。
ついでに自分の自己肯定感まで日に日に下がっていく。
ついにはその現状になっている原因を他人や環境のせいにまでし始めてしまった。
ただその後、劇的に行動が変わったキッカケがあった。 私
は何を言われようとも「コーチになる」と決めたのだ。
何だったら「5年後日本を代表する女性ビジネスコーチの1人になる」と決めてしまったのだ。
その瞬間から「そのゴールに向かって何をするのか?」 の問いに脳のエネルギーと時間を活用出来るようになり、行動が変わり、結果が変わった。
「覚悟」の定義は人それぞれだと思うが、私にとって「覚悟」とは「決めること」だ。 その未来を「決定事項」にしてしまえば、私はその決定したことを実現していくしかない。
そうなると、今までの
「私はコーチになれるのだろうか」
「私はクライアントに恵まれるのだろうか」
「私は稼ぐことが出来るのだろうか」
そんなことを考えるのは時間の無駄だし、もはや愚問だ。
これが目標に対する本当の意味でのゴール設定なのだと思う。
本人が目標に対して「決めていない」と、少しのショックですぐに目標に近づきようもない問いを自分の中に繰り返し、ゴールを見失う。 もし今、自分の目標に対して
「○○になれるかな?」
「○○が出来るかな?」と悩み落ち込んてしまう方は是非、改めて自分が立てた目標を眺めてみてください。
あなたはこの目標を叶えた自分になることを本気で決めていますか?
「本気で決める」とは出来たらいいな。というものではありません。
まずはご自身の「本気」「決める」とは何かも言語化してみてください。
もし掲げている目標に対して「本気で決めています」と言い切れないとしたら、言えなくさせているものは一体何なのでしょうか。
それが見えていないままであれば、 いくらタイムマネージメントを意識しても、知識をインプットしても、周りにいる人を変えても、言動や行動を成功者に近づけてみても、未来は変わらないかもしれません。
もしイメージがつかない場合は過去を見直して、部活・受験・就職活動・仕事・婚活など「本気で決めて」成し遂げたことがある人は 当時と今にどんな差があるのか。を考えてみましょう。
もしかしたら、軽やかに達成した人も努力を重ねて達成した人もいるかもしれません。
「決める」先の道中は人それぞれ。
あなたは今年、どんな自分になると決め、どんな道を進みますか?
私も粛々と決めた道を今日も切り拓く。
トラストコーチングスクール(TCS)認定プロフェッショナルコーチ
西田みゆき
コーチになりたい。コーチングを目標達成に活かしたいあなたへ
トラストコーチングスクール(TCS)の詳細はこちらです↓