こんにちは。
TCS認定プロフェッショナルコーチの西田みゆきです。
目標達成と聞くと、自分でなんとか頑張らないといけないと感じる方も多いかもしれませんが、
私自身、自然と目標に向かって頑張れている時って、
自分が我武者羅に頑張っているというよりは、頑張れる「環境」を整えている時だなぁとつくづく感じています。
そういう意味では、コーチングを通して自分をより深く知れたことで、環境作りは上手になってきました。
それは決して0から何かを作り出さないといけないといったような大げさなことではありません。
数年前、尊敬している地元の経営者さんから
渡辺和子さんの
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置かれた場所で咲きなさい
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という言葉を教えてもらいました。
当時の私はこの言葉にどこか疑いを持っていたところもありましたし、
この考えを古いという人もいる時代になった今だからこそ
「心に余裕があるならば」あえて、
まずは今与えられた場所(環境)で咲くことを楽しもうと思えています。
例えば私も幼い頃、裕福で自分のやりたいことを何でもさせてもらえるお金持ちの友人が羨ましかった。
行きたい中学にも行けない。
続けたい習い事も続けられない。
そんな自分を哀れだりもしたけど、だからこそその環境から咲く方法を考えて今の私がある。
職場だって、もっと給料が欲しい。
もっと上司がこうであって欲しい。
もっとこんな仕事ができる場所に配属して欲しい。
と欲が生まれることも自然なことだけど、それを嘆いている自分に天の恵みがくるかと言えば、
やっぱりその環境の中でも咲ける努力をする人が、次なるステップにも進めていけるのだと思うのです。
また与えられた環境だって、自分の力で小さなところから、より居心地のいいものに変えていけることはできるはず。
たった1人でも自分の味方になってくれる人との関係作りに力を入れたり、
困った時に助け合える誰かの存在を作る努力をしたり、
環境をより良くする為に誰かに相談したり・・・。
私も今いる既に繋がっている大切な人との関係をより大切に出来ている時が、最もエネルギーを集中できるので、今ある環境から何かに挑戦したい時は
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「誰」と「どんな環境」を作ることが大切か?
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の問いから考えはじめます。
環境のことを出来ない言い訳にしてしまえば簡単だけど、
その環境を自分のできる小さいサイズから変えていくことも、
そもそもその環境への捉え方も自分で変えてゆくこともできる。
この視点はずっと忘れないでいたい。
渡辺和子さんの本の中で私が好きな言葉があります。
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「ていねいに生きる」とは
自分に与えられた試練を感謝すること。
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その環境でうまくいかないことはいくらだって出てくる。
言い訳だっていくらでも生まれてくる。
ゆっくりと自分と向き合える時間があることも
綺麗な部屋で暮らすことも
もちろん丁寧な暮らし。
だけど、忙しくても、時に部屋が散らかっていたとしても
その試練(環境や状況)に与えられた意味を見つけ、感謝ができる心と共に生きることが、私にとっては何より自分の限りある時間を丁寧に生きていると感じます。
環境を整えずに目標に走り出した時、私の心は焦燥感に苛まれやすくなります。
その一方で環境作りからスタートした時は、うまくいかない時も一歩一歩成長や出来ているところを見落とさずに軌道修正ができている。
今いる環境から飛び出したい!
時にそう思うこともある。
それも悪いことではないし、それが強いエネルギーになることも私も知っています。
でもそこを飛び出したいのなら、飛び出す未来の為に一度この場所で咲いてみる。
咲くとは、誰かと比べて輝けということではなく、
自分ができる範囲で、自分の定義で咲くということ。
それは困難の中でも輝ける自分という強い自分のお守りとなり、その後場所を変えた時も自分の背中を押してくれる。
だからこそ、もしあなたの心がまだこの場所で頑張れる余力を残しているのなら、
一度咲いてみよう。
それが未来を見た時、自分の自信となると感じるのならば。
コーチとして生きている中で、その環境から逃げたいと願っていた人が、その場所で輝けるように変容する姿に何度も出会ってきました。
その先はその場所をより美しい場所に変えていった人もいたし、
その場所で咲いた先に、更に誰かの希望となり違う場所に飛びだった人もいました。
時間の使い方とは生き方とイコール。
だからこそ、咲き続けよう。そしてもし咲けない時は、次咲く時の為にその地盤を強くしよう。
もっと大きく咲く日の為に。
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Today’s question
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あなたが今の環境で咲く為に今日から出来る努力は何ですか?
TCS認定プロフェッショナルコーチ
西田みゆき
自分と大切な人を応援できる学問